あなたの疑問が、すでに掲載されているかもしれませんので、
「無料メール相談」をする前に、まずこちらを確認してください。
確認方法は、サイト上から「Ctrlキー+Fキー」でキーワードを入力すれば検索することができます。
例えば、基本書の68ページに書いてあることが分からなければ、「68」と入力して検索すれば出てきます。
○概略が理解できることと、わからなくても進んでくださいと記載がありましたので、とにかく1日のノルマは必ずこなすようにしています。途中に出てくる演習問題もいきなり回答を見て進めています。
今は、このような形でも問題ないのでしょうか?内容の理解が必ずしも伴っていないので少し不安になり質問させていただきました。
●マニュアル内の表現が言葉足らずで申し訳ありません。
「分からなくても進んでください」では不安になりますよね。
初期段階で分からなくてもよいというのは、専門用語などの言葉の意味についてです。
これらは勉強を進めていくうちに分かってくるものです。
例えば、「リアクタンス」という言葉の意味は厳密にわかる必要はありません。
問題が解ければ大丈夫です。
しかし、計算問題の式の展開は確実に理解しておいてください。
これは電験3種の勉強というより数学の勉強になりますが、
式の展開が分からなければ計算問題を解く以前の問題ですから。
いきなり解答を見ても構いませんので、
式の展開はしっかりと押さえておいてください。
もし、式の展開で分からない所があれば
「電験3種学習上の相談サイト」で検索してみてください。
過去に同じ質問があるかもしれません。
それでも分からなければメールで質問してください。
私が分かる範囲で回答させていただきます。
○基本書P56,P57ページのLC並列回路のリアクタンスの問題について
質問があります。
解説ではインピーダンスを導く際XL>XCとして解答を進めています。
問題文及び回路図からはXL>XCの判断ができないと私は考えています。
どこでXL>XCと判断しているのかわからないので教えて下さい。
●おっしゃる通り問題からはXL>XCの判断ができません。
従って、答えは下記の2つです。
XL>XCの場合、(2)5.3
XC>XLの場合、(1)3.2
1999年に出題されていますが、
問題に不備があるようです。
○無料相談期間30日が過ぎていて申し訳ありませんが、どうしてもわからないので、質問させていただきます。
電験三種突破演習の理論88ページ、(B)三電流法での電力測定問題で、89ページの解説の式?のベクトル図からの導き方です。
●図57の書き方から直接求めるのではなく、
I2ドットからX軸とY軸に垂線を下して考えればわかります。
後はピタゴラスの定理を適用するだけです。
○基本書である『突破演習』と、補助書である『論説・空白問題ハンドブック』の法改正に対する対応に関して質問させてください。
電技・解釈の大改正、電気事業法施行規則の一部改正等があったと思うのですが、 これらへの対応としては、上記の基本書と補助書を使用していれば問題ないのでしょうか。
対応できていないとすれば対応策はありますでしょうか。
●『突破演習』と『論説・空白問題ハンドブック』については対応が必要となります。
対応策としては、お手数ですが下記の「経済産業省」のホームページから改正された部分の確認をお願いいたします。PDFがダウンロードできます。
「電気設備の技術基準の解釈」の改正(2011年)について
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2011/07/230701-2.html
「電気設備の技術基準の解釈」の一部改正(2012年)について
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2012/06/240601-5.html
「電気事業法施行規則」の一部改正(2012年)について
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2012/10/241001-1.html
○基本書P48の正弦波交流の瞬時値表現(1)の計算について質問させて下さい。
tan^-1(1/√3)=π/6[rad]について
30°=π/6[rad]なのは理解できるのですが
tan^-1(1/√3)=30°と導く計算方法がわかりません。
tan^-1(1/√3)=tan(√3) として対応表等を用いて導くのかとも思いましたが
tan^-1(1/√3)=30°
tan(√3)=60°
となるので導くことができずにいます。
初歩的な質問と思い恐縮ですがご教示いただければとおもいます。
よろしくおねがいします。
●電験3種というより数学で躓いていらっしゃるようです。
tan^-1(アークタンジェントと呼ぶ)の意味を理解できれば分かると思います。
^-1がつけば通常は逆数(3であれば1/3など)を表しますが、
三角関数の場合は“答え”から“度数”を求める場合に使います。
特典教材の「これだけ電気数学」の5/8ページをご覧ください。
tan30°=1/√3
と書いています。
tan^-1(1/√3)=30°
の場合は、逆に“答え”から“度数”を求めます。
つまり、基本的な30°、45°、60°を覚えておけば度数は簡単に求まります。
これ以外の場合は関数電卓を使うしかありません。
1.コンデンサの並列回路の電荷について
PAGE13のA 問題について
どうして V2の電圧を出すのに分子がC1になるのでしょうか?
2.コンデンサの直列回路の電圧の計算について
page14のB問題について
解説でAB間の電圧を計算するのにどうして 分子がC1になるのでしょうか?
比例配分でいけば C2のような気がするのですが!
●どちらもコンデンサの直列回路(部分)の【分担電圧】を求める問題ですが、
抵抗の場合と混同しているようですね。
教材の理論公式集 静電気 No.20を参照してください。
「コンデンサの【端子電圧の比例配分】や合成静電容量は
抵抗の場合とは逆になるので気を付けてください。」
なお、なぜこのようになるのかを知る必要はありません。
これは学者の領域です。
受験生は公式を使って問題を解き合格すればよいのですから。
○A問題・B問題のパターン区別は、どう解釈すればよいのですか?
(どれが重要なんでしょうか?)
本試験のテストではA問題・B問題があるのはわかっているのですが
結局 上記 頻出ランクA の問題 が重要ではないのですか?
●仰る通り、頻出ランクAの問題が重要です。
A・B問題の出題傾向を記した理由は、
ご存じだと思いますが、出題形式と採点方法が違うからです。
B問題の場合、出題形式は小問題2つで1セットです。
1問目で基礎を問い、2問目では1問目の答えを利用して応用問題を解きます。
採点方法で言うと、1問目が不正解の場合2問目の解答が正解であっても点数にはなりません。
それだけ、A問題に比べてB問題は神経を使うということです。
結論として、B問題がよく出題される項目は基礎をしっかり習得してください。
○基本書 P69 Q=√3VI・・・・が3×(V/√3)2/Xになっている所が理解できないので教えて下さい。
●これは左辺の公式を変形したものが、右辺の公式になるのではなく
2つの公式を組み合わせて作った式です。
左辺の公式は、基本書と公式集にある通りですが、
真ん中の式はオームの法則から求めたもので、
それを変形した右辺の公式は理論公式集交流回路No.12に記載しています。
確認しておいてください。
○基本書 P65 の解説におきまして、上から5行目(図含まず)
・Vab=・Ea−・Eb の式の計算は、なぜ前ページP.64 2行目〜3行目のように
(cosθ−+jsinθ)を代入する計算方法ではないのでしょうか?
それと、問題はΔ結線側もありますが、どのような場合も最初からY結線に変換して考えますか?
そのため、線間電圧は相電圧に√3をかけて、200√3となっておるのでしょうか?(5行目)
(角度のメールでの表現法が解らず申し訳ありません)
●これは紙面の都合上、三角関数表示を省略しているのだと思います。
特典の『電験3種合格に必要なこれだけ電気数学』にも書いているように
極座標表示(A∠θ)は足し算や引き算には使えませんので、この問題では
三角関数表示を使って計算しなければなりません。
だから、6行目の“=200√3∠π/6”の左側にあるはずの三角関数を使った式が省略されていると考えてください。
P64は丁寧に三角関数表示で計算していますが、そのため多くの紙面を使っています。
もっとも、三角関数表示で計算しなくても図45のベクトル図からでも「200√3∠π/6」は導き出せます。
同様にP64の問題もベクトル図から答えを導き出せます。
理想としては、ベクトル図が描けて、かつ4種類の複素数を使いこなせればよいです。
ベクトル図の方が早く答えを導き出せる場合があるからです。
最低限としては、4種類の複素数を使いこなせるようになってください。
理由は、P64、P65の問題はどちらも極座標表示(A∠θ)で電圧が与えられていますが、
問題によっては、極座標表示、直角座標表示、三角関数表示、指数関数表示が混在になっている場合があるからです。
このような問題の場合、どれかに統一して計算しなければなりません。
・直角座標表示、三角関数表示は、足し算・引き算に使用します。
・極座標表示、指数関数表示は、掛け算・割り算に使用します。
(詳しくは、特典の『電験3種合格に必要なこれだけ電気数学』を参照してください。)
>問題はΔ結線側もありますが、どのような場合も最初からY結線に変換して考えますか?
一次側と求める答えに合わせて考えます。
>そのため、線間電圧は相電圧に√3をかけて、200√3となっておるのでしょうか?(5行目)
結果的には同じですが、この問題の場合は図45から導き出したものです。
○「機械」におきまして、直流機、誘導機、変圧器、同期機に重点をおいて学習しておりますが、
その他の、パワーエレクトロニクス、自動制御、電動力、照明、電熱、電気化学、情報処理での
学習時間の配分に悩んでおります。基本書が理解できても、過去問が解けない場合が多いからです。
(あれも重要かな?これも大事かな?これもやっておくべきか?などと、どんどん範囲を絞り込めず
広めてしまい、苦しくなってしまいます)
上記、その他につきましてのウェイトの置き方をアドバイス頂戴致したくお願いします。
●ウェイトの置き方については、合格マニュアルに記載の「頻出ランク」を参考にしてください。
仰るように「あれも重要かな?これも大事かな?これもやっておくべきか?などと、どんどん範囲を絞り込めず広めてしまい」状態になると、合格マニュアルの目玉の一つである差別化学習から外れてしまいます。
試験によく出題される問題にウェイトをおいた勉強をしてください。
○基本書 P240 の解説におきまして、
電圧E2を使って電流I2を求める場合、何故 電圧E2は300/√3から600/√3となるのでしょうか?
それと、最大負荷の計算式にございます、√3EHは二次電圧ですか?
●どちらもミスプリです。
正:電圧E2=600/√3
正:EH(二次電圧)
○フレミングの右手の法則について質問致します。
体験的公式集では、e=BvLsinシーターになってますが、
電験三種突破演習の26ページでは、e=BvLcosシーターになっています。
どちらが正解か分かりません。教えていただきたく連絡いたします。宜しくお願い致します。
●どちらが正解というわけではありません。
「突破演習」の方がかしこぶった求め方をしているだけです。
公式としては、体系的公式集のe=BvLsinθ[V]を覚えておいてください。
こちらの方が応用が利くし、もちろん正解もできます。
公式集にもあるように、θはBとvの角度[°]です。
出発点であるA点は90°だから、sinθは1になり誘導起電力はMAXになる。
A点が90°移動するとBとvの角度は0°だからsinθは0になり、誘導起電力も0になる。
このように具体的な数値から答えは求まります。
○P.69 の4行目、皮相電力の3乗はミスプリでしょうか?
●その通りです。
○基本書 P.37 解説の中の「(式1+式2-式3)/2」が理解できません。
アドバイスにご考えないようにしておりますが、
公式?にて暗記に値しますでしょうざいますように、意味をか?
●これは基本書のミスプリントです。
正解は、
「(式1+式3−式2)/2」
です。
○基本書 P.44 の一行目のような展開方法が理解できません。数学式の基礎でしょうか?
●その通りです。
数学の2次方程式の解の一般公式とよばれるものです。
詳しくは、お勧めの数学参考書P54をご確認ください。
頻繁に必要となる公式ではありませんので、
教材の「これだけ数学」には入れていません。
しかし、高校1年で学ぶ基本公式ですし、
公式の数もひとつですので、覚えておいても良いと思います。
○質問 基本書 P.388「変圧器の全日効率」の解説おいて
(b)解説式 ()内 0×10 ・・・無負荷、 0.5×6 ・・・定格の50%と (a)に
倣い理解したのですが、定格にあたる 085×8の部分は、1×8ではないのですか?
●(a)は銅損電力量を、(b)は出力電力量を求める問題です。
まず、銅損電力量を求めるためには銅損にかける時間を算出する必要があります。
銅損は負荷率の2乗に比例するので、
時間も負荷率(=実負荷電流/定格電流)の2乗に比例します。
だから、解答のようになります。
一方の、出力電力量は、定格容量に
「負荷率×力率」に比例した時間をかけます。
(理論公式集 基礎・計測:P=VIcosθ[W])
基本書の解答を詳しく書きなおすと( )内の部分は、
(0×10+0.5×1×6+1×0.85×8)
となります。
○質問1
基本書 P.217「三相誘導電動機の回転子入力」の解説において
P2=(r2/(s/100))・I2(2乗)とある式の根拠が分かりません。
これは公式でしょうか?
●これは下記の2つの公式を組み合わせたものです。
理論公式集 交流回路:最重要P=I^2R
(問題文のただし書きより星型一次換算した一相分の値とあるため)
機械公式集 誘導機:最重要P2S=Pc2
○質問2
基本書 P.238「変圧器の効率」の解説(b)において
1/n負荷の時の効率を表す式中公式をあてはめて行った時に、
()内が何故、2乗となるのでしょうか?
又、()内だけ何故、「20」ではなく「20/86」なのでしょうか?
●Pcは銅損なので、負荷の2乗に比例します。
上で説明した「最重要P=I^2R」の公式からも分かると思います。
更に詳しく説明すると、
まず、電流は負荷によって決まります。
負荷が1/nになれば、流れる電流も1/nになり、
消費する電力(この場合は銅損)は上記公式よりその2乗に比例します。
●「20/86」はその前の値が20なので勘違いされているのでしょう。
問題文より
1/n×P=20[kW]
1/n=20/86
となります。
○電験三種突破演習P51交流回路のリアクタンス(1)
6^2+(X-10)^2=100にはX=18と2が解になりますが
正解は2になっています、18はなぜ違うのですか分りません
よろしくお願いします。
●仰るとおり、式の解は18と2になります。
しかし、問題文のただし書きに、
「リアクタンス分は容量性とする」
とあります。
そのため、誘導性は容量性の10より小さな値でなければなりません。
○基本書P86の解説P1=V0(I0+の次の項目がVO/rvがなぜそうなるのかわかりません。
内部抵抗rvがありますが、オームの法則なのでI0+VO/rvと考えていいのですか?
同じようにP2も=(VO+riI0)もオームの法則なので
VO+riI0と考えていいのでしょうか?
つまり内部抵抗がつくとどういう考えになるかわかりません。
宜しくお願いします。
●内部抵抗がある場合、どのように考えればよいのか?
ですね。
『内部抵抗も普通の抵抗と同じに考えてください。』
つまり、
図1の場合は、抵抗が2つある並列回路図
図2の場合は、抵抗が2つある直列回路図
と考えます。
あとは普通にオームの法則で計算します。
勉強を始めた当初は、内部抵抗の意味がピンとこないと思います。
電圧計や電流計が本来持っている抵抗を内部抵抗と言っているだけです。
車の免許を持っている人には、車のエンジンブレーキに相当すると
言えばわかりやすいかもしれません。
だから、内部抵抗は普通の抵抗と同じに考えて計算してください。
○これだけ理論145頁問6で導体球の表面であるのはわかりますが、
空気の絶縁耐力と等しいのはなぜでしょうか?
●「空気の絶縁耐力と等しい」は問題文の条件から仮定したものです。
つまり、問題文にある「導体球に帯電できる最大の電荷」という条件を
満たすために、E=Emを仮定したのです。
もし、E>Emならば、電荷は空気中に逃げてしまい
「導体球に帯電できる最大の電荷」という
条件を満たせなくなりますから。
○「電験第3種かんたん数学」のP73の問10−1の(2)sin210°なんですが、
僕の計算だと−1/2 になって答えと同じになるんですが、P78の回答が
「cos210°=」になっていて当たっているのか外れているのかわかりません。
三角関数が苦手なようで、なかなかできなかったのですが
何とか最近分かってきたところなので大したことない質問ですが、回答の方よろしくお願いします。
○同じ感じの質問で悪いのですが、「電験3種かんたん数学」のP79の問1(4)sin4/3πの
答えが√3/2になっているのですが、計算してみると−√3/2になるのですが、これは
当たっているのでしょうか?外れていたら、解説も簡単でいいのでしてください。
●どちらもYさんの答えで正解です。
つまり、「電験3種かんたん数学」のミスプリです。
この書籍は改訂第2版ですので、修正して欲しかったですね。
なお、今後もこのようなミスプリに関する質問でも遠慮なくメールしてください。
不安なまま勉強を進めることは、精神上よくないですから。
○これだけ理論21頁真ん中の方Vbを求める式に30/7を×のはなぜでしょうか?
2を×のと何が違うですか?
●この問題の場合、C点が0[V]ですので、
Vbを求めることは、30/7[Ω]の抵抗にかかる電圧を求めることと同じです。
従って、b側に流れる電流に30/7[Ω]をかけてVbの電圧を求めています。
○基本書 P.238 解説(b)における 1/nの代入で
(1/n)2乗の箇所が、何故、1/20でなく、20/86なのでしょうか?
●1/nを求めてみますね。
問題文から
P=86[kW]
であり、
(b)から
1/n・P=20[kW]
であることが分かります。
だから、
1/n×86=20[kW]
よって、
1/n=20/86
となります。
○基本書電験三種突破学習 P.7電界におけるクーロンの法則(2)の問題で
P.8解説文下から4行目の「ここで,・・・」から始まる
(a/2)rsinθだから,・・・
という部分の導き方(根拠)が分かりません。公式なのだろうと思いますが
そのあたり、参考すべき部分をご指導下さい。
●(a/2)=rsinθ の導き方ですね。
これは電気の公式というより数学の公式です。
ボーナス特典 その2『電験3種合格に必要なこれだけ電気数学』
これの三角関数1の公式を参照してください。
↓
sinθ =b/r
これを問題の記号に置き換えてもらえばわかると思います。
↓
b=a/2 だから
↓
(a/2)=rsinθ
となります。
○三回 受験したのですが、理論においては 時間が足りないという 実感が多くて
あせってしまっているような かんじなのです。
100点はいらない 60点でよいと 自分に言い聞かせてはいるのですが、
解けない 問題、 解いてはみたものの 選択肢に 同じ 答えがなかったりすると
ついつい あせってしまいます。
計算が 遅いのでしょうか?
時間との戦いに 勝つ 秘訣はございますか?
何か 問題を解くにあたり 工夫することなど アドバイスをいただけたら 有難いのですが。
●近年、試験時間が足りないと言われる方が増えています。
特に、23年度は新試験制度になって最も合格者が少なかったという結果からもそのことが伺えます。
さて、試験中にあせらない方法ですが、あなたも書かれているように最悪60点でよい、と自分に言い聞かせることです。
しかし、解けない問題が3問ぐらい続くとあせってしまいますよね
そこで、私がやっていた方法を教えますね!
私は1問を解き終えた後、問題の番号の横に、○△×を記入していました。
○:自信あり
△:少し不安
×:自信なし
そして、残り30分と15分(←これは自分があせりを感じ始める時間で決めてください)で、今何点取れているのかを把握します。
○だけを点数として計上します。
記号を記入しているので、すぐに点数が分かりますよね。
だから、点数計算に時間をとられることはありません。
もし、この時点で60点を超えているようであれば、あせらずゆっくりと残りの問題を解けばよいのです。
60点には満たないが、問題はすべて解いているのであれば、△の問題を優先して解きます。
60点に満たなく、しかもまだ手をつけていない問題があるようであればであれば、
手をつけていない問題と△の問題をざっと見比べて早く片がつきそうな問題を優先してやります。
とにかく、60点を確保することを最優先に考えます。
そのためには、自分は今何点なのかをすばやく把握しなければなりません。
その方法が問題の番号の横に、○△×を記入しておくやり方です。
記号は1問解き終わったらすぐに付けてくださいね。
記号を後でまとめて付けようとすると、△だったか×だったか、分からなくなるばかりか、思い出す(実際には再度問題を解くのと同じぐらいの時間がかかる)ことに時間を取られてかえってあせってしまいますから。
以上、参考にしてください。
○今年度の電験3種を受験し、電力、機械は科目合格(自己採点)ですが、理論が試験場で解けず、不合格となってしまいました。(法規は今回免除です。)
某ビデオ通信教育と違い、科目合格が取れたのはこのマニュアルのおかげです。
しかし、肝心の理論が過去問は解けても、試験場の新しい問題は文章を読むのに時間が掛かり過ぎてしまい、さらにあせってしまうという状況で40点にも届きませんでした。
来年度も受験しますが、法規が復活してしまいます。
このマニュアル購入後の一発合格を目指していたのですが、このマニュアルでの受験2年目に向けて、学習のアドバイスを戴けると大変有難いです。特に、理論科目が、合格点を取れるようにするにはどうしたらよいでしょうか?来年で、9年目の受験ですが、あきらめず、頑張ります。
ちなみに、今年の学習は・・・
某ビデオ通信教育のプリント250枚を6回程度繰り返し、(添削指導のため、丁寧に書かねばならず、4ヶ月かかりました。)その後、過去問が解けないので、マニュアル3.5ヶ月のものを参照し、突破演習も5回以上は繰り返し、過去問も何度もときました。(しかし、解けない問題はいくつかありましたし、試験までに完璧に終わらせられませんでした。)音声データは通勤自動車の中で常に流して聴き、文章問題は1ヶ月前にお勧めの参考書を読んだだけです。
来年は、もう通信講座の再入学はやめようと思います。(5年以上掛かっても合格できず、時間ばかり掛かり、ビデオを一から見直すと時間が掛かりすぎて、失敗するので・・・)
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い致します。
●「電験3種専用公式集 スペシャルバージョン」は、もうダウンロードされましたか?
これを尋ねる理由は、この後の文章を読めば分かると思います。
平成23年度の電験3種試験は、合格基準が理論科目52.44 点以上、
合格率が5.5%と、この5年間でいずれも最低のようでした。
さて、理論科目についてですが、一昨年ぐらいから出題内容にある傾向がある事に気付きました。
去年までは半信半疑だったのですが、今年の試験をみてある程度確信できました。
それは、公式の意味や基礎知識をしっかりと理解しているかどうかを試す問題が増えたということです。
つまり、公式を覚えたり、過去問を解くことも重要ですが、お勧めの参考書で公式の意味や基礎知識もしっかり学習しておかなければ解けない問題があるということです。
ただし、参考書をくまなく読む必要はありません。
なぜなら、公式の意味や基礎知識を試す問題は、出題される項目が限定されているからです。
実は、一昨年の試験を見てから、出題される公式のデータを詳しく取り直しました。
その結果、公式の意味や基礎知識を問う項目は限られているということが分かりました。
それを数値化してまとめたものが、「電験3種専用公式集 スペシャルバージョン」です。
この公式集を活用するポイントは、出題カウントが"5、4、3"の公式は、そこに該当する参考書の項目を読んでしっかり理解することです。
前回のメールで、今年の問題を見てから回答します、と申し上げたのもこのためです。
ただし、データとしては、まだ少ないので自己責任でこの公式集をご利用ください。
そのため、正規教材とは、別に配布いたしております。
○公式集 基礎・計測No2
直列回路の合成インピーダンス
Z(・)= R + jXL - jXC とありますが
こちらは XL>XCの場合出ない場合でも
上記公式は固定でしょうか?
XL<XCの場合はXLとXCが逆になるのでしょうか?
●Z(ドット)= R + jXL - jXC
この式の符号は固定です。
ドットが付くとベクトル(大きさと方向)計算(=複素数計算)をしなければならないからです。
ただし、ドットが付かない(大きさだけ)場合は、Ω値の大きい方から小さい方を引きます。
例えば、
Z=√R^2+(XL−Xc)^2
のような場合です。
○基本書(突破演習)P45A整流波形の平均値と実効値についてご教授願います。
自分なりに解を求めたのですが
教本の回答と異なります
自分の考え方が間違っているのか
勘違いしているのか
ご教授頂ければ幸いです
以下自分の回答です
--------------------------
公式集 交流回路No14 Em=√2E= (π/2)Ea (V)
を利用して(ア)を求めました
√2E= (π/2)Ea
これに与えられている平均値 Ea= (2Vm)/πをd代入すると
√2E= (π/2)× (2Vm)/π となり
E= Vm/√2 答えとして(3)か(4)が解になると思います
問題なのは(イ)の方です
√2E = (π/2)Ea(公式集より)
なので(イ)に与えられている定数 E=Vm/2(実効値)
公式のEに代入すると
√2 × Vm/2 = (π/2)Ea
Ea = √2 × Vm/2 × 2/π となり
Ea = (√2×Vm)/π となって これは(1)(2)(3)のいずれかになるかと思います
アが(3)(4)でイが(1)(2)(3)なので
回答は(3)になるかと思うのですが
------------------------------
途中式はここまで
------------------------------
下名の回答は(3)とは思うのですが
教本の回答は4です。
説明を見たらなんとはなしに「そうなのかな」とはおもうのですが
公式に当てはまらないのが正直気持ち悪く思い質問させて頂きました
自分の公式の使い方が間違っているか?
よろしければどこが間違っているのか
ご教授頂けると幸いです。
お手数掛けますが
上記質問を是非ご教授願います。
●まず、抑えておいて欲しいのが、
公式集 交流回路No14 Em=√2E= (π/2)Ea (V)
は、右側にある回路図から”正弦波交流電圧の公式”であるということです。
(ア)は正弦波交流電圧を全波整流したものですから、
上記公式をそのまま使用できます。
しかし、(イ)は正弦波交流電圧を半波整流したものですから、
上記公式は使用できません。
P46の表2より、半波整流波の公式は、
Em=2E=πEa[V]
となります。
ただし、この公式を知らなくても、平均値ですので、
単に全波整流の平均値を1/2すれば半波整流の平均値が分かります。
もちろん、実行値は、”瞬時値の2乗の平均の平方根”ですから、
単純に1/2はできません。そのため問題には実行値の答えが
最初から与えられていると思います。
○交流回路公式集についてご教授願います。
RLC直列・並列回路の公式集
例えばNo4のリアクタンスですが
X = XL - XC (XL>XCの場合)と記載されています
これはもしXL<XCであれば
X = XC - XL ということでしょうか?
違うとしても XL<XCは試験にほぼ出ないので受験の上では
考えなくて良いのでしょうか?
●公式集が言葉足らずでした。
迷わせてしまったようで申し訳ありません。
XL<XCであれば、X = XC - XL ということです。
また、XL<XCが試験に出題される可能性はあります。
○「電験三種突破演習」のP20〜P21 円形コイルの中心磁界の問題について質問です。
ビオ・サバールの公式より次式で示されると書かれた公式
△H = IΔl/4Πr^2 sinθと記載されています
ビオ・サバールの公式が
H=NI/2r
ですので
求める円弧と演習の割合
△l/2Πr を掛け合わせると
円弧状の磁界の強さ
△H = IΔl/4Πr^2
となるのは判るのですが、ここでなぜsinθを掛けるのかが判りません。
問題のθ=π/2[rad]と記載されているので解が1となり無視できるのですが、ここに何故円弧の中心の角度が必要なのかも判りません。
●結論から言うと、勘違いされています。
ビオ・サバールの公式が、
△H = IΔl/4Πr^2 sinθ
であり、
そこから導き出された「円形コイルの中心磁界の強さ」が、
H=NI/2r
になります。
電験3種では、ビオサバールの法則を使った問題は、「円形コイルの中心磁界の強さ」を求める問題しか出題されませんし、計算のプロセスは問われませんので、H=NI/2rだけ覚えておけば大丈夫です。
つまり、ビオ・サバールの法則:△H = IΔl/4Πr^2 sinθを覚える必要はありません。
また、H=NI/2rへの導き出し方も必要ありません。
基本書に限らず参考書などでは、法則から公式への導き出し方が紹介されていたり、公式そのものの成り立ちを説明しているものがありますが、これらを知ることは電験3種の試験では無意味です。
それより、公式を一つでも多く覚えたほうが試験には有利です。
○電験三種 突破演習にて早くも行き詰まってしまいました。
とりあえず飛ばしてみるというのも一つの手かとは思ったのですが、今後の為にも、
この問題の理解できない理由(自分の足りないもの)を知るためにも回答頂けると幸いです。
具体的に何が判らないと申しますと、テキスト10−11頁にまたがっているA平行平板コンデンサの静電容量の問題についてです
P11の先頭に記載があるC2=...の公式の変換がなぜ解答のような形になり、答えが導かれるのかわかりません。
●まず、ε0について勘違いしているようです。
ε0は誘電体の有る無しにかかわらず必ず存在します。
参考書には、ε0は「真空中の誘電率」と書かれている場合が多いですが、空気中でも同じです。
平行平板コンデンサの左半分は、誘電体がないため比誘電率εr=1です。
P11の左半分と書かれた式には、比誘電率が1なのでεrが省略されているのです。
さて、P11の左辺から右辺への式の展開についてですが、
これをメールでお伝えするのは困難です。
そこで、解答だけを求めることにフォーカスしてアドバイスをすると、
εrに最初から3を代入しておいて、C2/C1を求めてください。
この方法だと式が簡略化されるので分かりやすいと思います。
○基本書P44の冒頭の式への導き方がさっぱりわかりません。
ヒントを教えていただけませんか?
●これは数学の問題です。
二次方程式の解の公式を使って導き出したものです。
公式は、「かんたん数学入門」P70をご覧ください。
○電験3種突破演習のP16ページの静電エネルギーの問題で、
Cに蓄えられる静電エネルギーはWc=1/2CV2乗で分かるのですが、
解答ではVの値が4になっています。6ではないのでしょうか?
教えてください。
●解答通り、4[V]で問題ありません。
この場合のVは、Cにかかる電圧です。
オームの法則から、Cにかかる電圧は、
2[A]×2[Ω]=4[V]
と分かります。
○基本書の電験三種突破演習 電力演習P111の速度調定率の問題から
問題を公式にあてはめて
2=(?f/60)/(20−Pa)/20×100 3=(?f/60)/(9−Pb)/9×100
となり、
∴2×(20−Pa)/20=3×(9−Pb)/9
になる展開およびイコールになる関係が理解できません。
●これは下記の式の展開方法を知れば分かると思います。
これは、中学の時に習ったものです。
B/A=C → A=B/C
何故、上記のようなことが成立するのかは私にも分かりません。
当時(中3の時)、数学の先生に何故このようなことが成立するのかを尋ねましたが、
明確な回答は得られませんでした。
仕方なく、「理由は分からないが、このように覚えておこう」と決めました^^
これを利用して、後はご自分で式を展開してみてください。
もし、それでも分からなければ、ご自分でやった式の展開の途中をメールでお知らせください。
躓いているところを指導します。
○今日は勉強手順について質問があります。
第二種電気工事士→第一種電気工事士→電験三種
このように左から右に難易度が上がっていくわけですが、第一種電気工事士の内容を応用した電験三種。
ということは第一種電気工事士の内容を勉強してから電験三種の基本書や参考書、問題集を解いたほうがいいんでしょうか?
僕の場合はオーム社の第一種電気工事士筆記試験完全マスターを購入し、去年の9月後半から勉強して8割理解したんですけど、大丈夫かな?と思うわけです。
昨日僕の学歴について書いてなかったので書いておきます。
高校は普通科卒。 去年、 独学で第二種電気工事士を取得しました。
●まず、思い違いをされているようですので、それについてお話します。
>第二種電気工事士→第一種電気工事士→電験三種
>このように左から右に難易度が上がっていく。
ここまではよいのですが、問題は次のフレーズです。
>第一種電気工事士の内容を応用した電験三種。
ココは間違った認識です。
第一種電気工事士と電験3種は別物とお考えください。
第一種電気工事士は、現場作業者としての能力があるかどうかを確認する試験。
電験3種は、設備管理ができるだけの能力があるかどうかを確認する試験。
試験の性質がまったく異なります。
>第一種電気工事士の内容を勉強してから電験三種の基本書や参考書、問題集を解いたほうがいいんでしょうか?
同じ電気試験ですから多少関係はありますが、私の感覚ではせいぜい5%程度でしょう。
言い方を変えると、第一種電気工事士の勉強をしても95%は電験3種には役に立たないということ。
だから、ストレートに電験3種の勉強に特化した方が合格には近道です。
電験3種は、計算問題の攻略がキモです。つまり、計算問題に重点をおいた試験といえます。
それに比べて、第一種電気工事士の計算問題は非常に簡単です。つまり、計算問題に重点を置いた試験ではないということ。両者の試験の性質はまったく異なります。
まとめると、電験3種に最短で合格したければ、電験3種の勉強だけをしてください。
これは余談ですが、電験3種に合格すれば、即戦力として設備管理ができるようになるかといえば、ノーです。
「電験3種に合格したのであれば、設備管理する能力ぐらいはあるだろう」という能力を試すのが電験3種という感覚です。
その点、第一種電気工事士試験のほうが現場に即した試験ですので、即戦力を試す試験に近いといえるでしょう。
いつもお世話になっております。
受講生のHTと申します。(電験3種受験歴なし 勉強開始1ヶ月目)
本年度試験の4科目一発合格を目指しております。
さて、私は、7.5か月コースを選択し、現在、“これだけ理論”の一通りの読破を
終え、“これだけ機械”の勉強に入ったところですが、理解できず気になる所が有り、
質問させて頂きたいと存じます。
【質問箇所】
? “これだけ理論” P50 (1)の式、 P80 (2)の(ア)の式
? “これだけ機械”の読破において、どの程度の理解が必要かについて
○複素数の指数関数型表示・オイラーの公式がよくわからないので、内容が解るように
お教え願いたいと存じます。
ここに出ている対数の底であるεは、どういうものでしょうか。
いろいろ調べたり考えましたが、全く理解ができません。
●以前、わたしもεについては受験生の頃に調べたことがあります。
「εの正体は?」
色々調べましたが、結局分からなかったと記憶しています。
それでどうしたか?
とりあえず先に進みました^^
そして、勉強がある程度進んで悟りました。
「εの正体が何か分からなくても、問題は解ける」と、気付いたのです。
では、どの程度理解していれば、問題は解けるのかについて、次の質問で合わせて回答します。
○複素数計算の意義は、ベクトルを代数計算できるということと、
複素数表示の中でも以下は、概ね理解しております。
極座標表示、直交座標型表示(例 Aドット=a+jb)
三角関数型表示(例 Aドット=A(cosΘ+jsinΘ))
また、現段階では、わからない所はあまり気にせず先に進めとのアドバイスが
マニュアルにありましたので、これを実行しております。
そこで複素数の指数関数型表示におきまして、合格する上での重要度について
アドバイスが有ればお教えください。
●ココで大事なことは、
1.直角座標表示(複素数表示)
2.極座標表示
3.三角関数表示
4.指数関数表示
この4つを自由自在に変換できるようになることです。
なぜなら、試験問題では、「複素数表示」と「極座標表示」(または「複素数表示」と「指数関数表示」)で数値が与えられているからです。
計算する際は、複素数表示か極座標表示(指数関数表示)のどちらかに統一して計算しなければ問題は解けません。
どちらに統一すればよいのかについては、教材特典の「これだけ電気数学」を参照してください。
なお、「わからない所はあまり気にせず先に進め・・・」の意味は、勉強を始めたばかりの段階では、どこまで知っていて、どこから知らなくても大丈夫(つまり、知らなくても試験問題は解ける)なのか、の判断ができないからです。勉強を進めていけばこれが分かってきます。
受験生の都合で言えば、
「参考書にεの意味は知らなくても、問題は解けますよ」と、書いてくれていればいいのですが。
まあ、考え方として、電験3種の参考書に詳しい解説がなければ、それを知らなくても電験3種の問題は解けると思っていただいて大丈夫だと思います。
それでも気になって仕方がないことがまた出てきたら、私に質問してください。
私の知っている範囲でお答えいたします^^
○機械科目について、突破演習に入るまでに、"これだけ機械"でどの程度の理解が必要かをお教えください。
機械科目の理解は、電動機など、現物がないこともあって初学者にとっては難しいものと考えます。
公式の導出方法は、何とか理解できますが、機械科目は特に、等価回路のみならず、
図面の理解(直流電動機の図、作動時の動き等)が必要と思われますが、これが難しいと感じています。
機械科目の攻略についてのアドバイスをお願い申し上げます。
●確かに、機械は現物がないとピンときませんね!
しかし、一度も電動機を見たことがなくても問題は解けます。
ただし、等価回路図は理解しておかないと問題が解けません。
つまり、現物理解よりも電気図面(等価回路図等)重視で勉強してください。
○現在、参考書「これだけ理論」を使用して基礎を学んでおりますが、
この参考書にあるチャレンジ問題は全部解いたほうが良いのでしょうか?
それとも概略だけ把握し、次のステップ(電検三種突破演習)へ移行した方が良いのでしょうか?
●まず、お願いですが、次回からはあなたの学習状況を詳しく記してください。
例えば、
学習スケジュールは、7.5ヶ月コースを選択。
1日に1時間30分勉強している。
学習を開始して20日経過、など
あなたのアンケートの回答から推測すると、
7.5ヶ月コースだと思いますので、それを前提に指導しますね。
最初にいえるのは、勉強法が我流になっていると言うことです。
合格マニュアルの33ページ下段を熟読してください。
特に、最下段の2行を読んでください。質問の答えが書いてあります。
ただし、我流になるのは、あなただけではありません。
マニュアルを読んだ時は分かったつもりでも、時が経つと知らないうちに我流に戻っているのは私も含めよくあることです。
我流に戻るのを防ぐ方法は、勉強の要点をメモなどに書き写し、それを机の前など目に付くところに張り出しておくことです。
<追伸>
万が一、あなたの質問の意図と私の解釈がずれていてはいけないので、あなたの質問を私なりに解釈して回答しておきます。
チャレンジ問題は全部の問題と解答を読んでください。
自力で解く必要はありません。解答を読んで解き方が分かればよいです。
まずは概略を理解し、電験3種の全体像を知ることです。
○参考書「これだけ理論」のP33のチャレンジ問題(問3)です。
・なぜI1a(I2a)とI1b(I2b)がこのような式になるのか?
(どの抵抗とどの抵抗の組み合わせ?)
●I1側の電流源から回路を見た場合、
・左側の1[Ω]の回路
・上側1[Ω]と右側2[Ω]の直列回路
この2つを重ね合わせた回路と見ることができます。
これでどの抵抗を組み合わせたかが分かるはずです。
○同じくP39チャレンジ問題(問1)です。
・定電流電源の場合はR1の抵抗は無視して計算してもよいのか?
(通常の電源Eとの求め方が違う?)
●”無視する”というのが、短絡して考えてもよいのかという意味でしたら、問題ありません。
「定電流電源」ということは、R1が有る無いに関わらず一定の電流が流れるはずですから。
○電験突破演習 法規演習P379の問題において平均電力を求める計算式(P380記載)
Pa=2.5+ 1.5×8+3.5×4+2.5×4 +2・・・・・+1+4
24 24
負荷aにおいては2.5は日負荷曲線からわかるのですが、
・式中、1.5・3.5・2.5といった数値はどのようにしてでてきたのかわかりません。
・2.5の数値の部分が24で割られてないのもよくわかりません
●考え方として、負荷aの場合、2.5[10^3kW]をベースにして計算しているのです。
このことはグラフを見れば分かると思います。一番低い数値が2.5ですから。
そして、上記計算式は、平均電力を求めるものです。
最初の2.5はベースの数値ですので、24で割ってはいけません。
その後に続く分数式は、ベース値の2.5に加算して、負荷aの平均電力を求める式です。
分数式の最初の1.5は、グラフから6時〜8時&12時〜14時&18時〜22時の合計8時間あります。
だから、「1.5×8」になるのです。それ以降も同様にグラフから求めます。
分母に24があるのは、1日の平均を求めるためです。
負荷b、負荷cについても同様に求められます。
○ これだけ機械 P158 問3 解答P430
定格電機子電流 In[A]を求める時
定格出力[KVA]=√3×無負荷端子電圧[V]×定格電機子電流[A]・・・?
でいいでしょうか?
●題意の場合、問題ありません。
題意の場合と限定したのは、文脈から無負荷端子電圧を定格と仮定しているからです。
○ これだけ機械 P165 問2 解答P431
定格電流 In[A]を求める時
定格出力[KVA]=√3×定格電圧[V]×定格電流[A]・・・?
となっています。
定格電機子電流 In[A] = 定格電流 In[A]と理解していましたが
誤りでしょうか?
違いがあれば、教えていただければ幸いです。(webなどでは、同じとして取り扱っていました)
●題意の場合に限り、定格電機子電流 In[A] = 定格電流 In[A] です。
違いは、例えば、1つの負荷に対して、三相同期発電機を2台で並行運転した場合、
定格電機子電流 Ina[A] + 定格電機子電流 Inb[A] = 定格電流 In[A]
となります。
○ 上記??式で、力率を使用しないのは、出力の単位が[KVA] 皮相だからでしょうか
●その通りです。
力率をかけた場合、有効電力[kW]となります。
○平成17年度 理論 第16問の(b)
蓄えられるエネルギーの最大値の算出について
私の考え
1/2×0.01(H)×50(A)×50(A)=12.5(J)
模範解答は1/2×0.01×(-50)2乗COS2乗(1000t)で計算を進めています。
答えはどちらも12.5になります。
求められているものはエネルギーの最大値なので→電流の最大値で−50Aをそのまま使って計算するのは間違えでしょうか?
●どちらも正解です。
模範解答は、題意に忠実に解答しているようです。
しかし、電流の最大値は、瞬時値式からすぐに−50[A]と分かるので、そのまま使用しても問題ありません。
○質問なのですが、体系的電気公式集の理論公式の直流回路のページなのですが、
ミルマンの定理のところの2’の公式の J1+E2/R2 の符号がなぜーではなく、+なのかがわかりません。
●下記の質問の回答を読んでください。
○2’の部分の公式記号説明の起電力E2の向きが2や2'のものと違っていることもなぜだかわかりません。
●説明不足でした。補足しておきます。
2と2’は別の設定の問題です。
2は、電圧源だけの問題
2’は、電圧源と電流源が混在している問題です。
つまり、まったく別の問題です。
最初の質問の「符号がなぜ−ではなく、+なのか」も、これでお分かりいただけたと思います。
○1)[7]「変圧器を並行運転するには」で並行運転に必要な条件?のなかで並行運転ができない結線
の組み合わせΔ−ΔとΔ−Y、Δ−YとY−Y、Y−ΔとV−Vとありますが(P.42)
フェザー線図等で位相関係も良く理解しながらすすめた方が宜しいですか。それとも概略把握とい
うことで割り切って、知識で位相のズレがある位で次にすすんで宜しいのですか?
フェザー図まで考えると頭が整理出来ない感があります。
●まず大事なことを書きますね。
当教材の学習カリキュラムの本番は、基本書の勉強からです。
従いまして、「これだけシリーズ」は、あくまでも参考書として読み進めてください。
つまり、参考にするだけですから、
「概略把握ということで割り切って、知識で位相のズレがある位で次にすすんで」大丈夫です。
○2)また、体系的電気公式集の変圧器・パワーエレクトロニクスで、上記の様な問題に対応するには
どう考えたら宜しいでしょうか?(公式ではなく、各結線方法を理解する?!)
●体系的公式集は、基本書に入ってから本格的に使います。
○3)今後のすすめ方としましては、これだけ機械を読破(理解)して基本書に向かった方が宜しいでしょうか。
●1) の通りです。
なぜそうするかを説明しますね。
「参考書だけでは完全理解は不可能だからです。」(優秀な人は別にして)
「これだけシリーズ」は優秀な参考書です。
私が言うだけでなく、ネットで検索しても「これだけシリーズ」の評判は非常に高いです。
しかし、人が作ったものに完璧なものはありません。
そして、受験生も完璧な理解力がある人間ではあリません。
完璧でないもの同士が、書面でコミュニケーションを取り合うのですから、
理解できないところが出てきても当然です。
では、どうするか?
最初に、「当教材の本番は基本書の学習から始まる」と書きました。
実際に数多くの問題を解きながら、理解できなかった空白の部分を埋めるのです。
従いまして、参考書は参考程度に読んで、基本書に入ってください。
その後、参考書を読むと今まで理解できなかったところが、
他の解説と組み合わさって理解できるときがあります。
これはユーザからの直接の質問ではありませんが、
抵抗やインピーダンスの用語の使い方に混同があるようですのでまとめておきます。
下記の抵抗類は、理論の直流回路の「内部抵抗」に相当するものです。
機器によって呼称が違うので、整理しておいてください。
1.送配電:線路抵抗
2.変圧器:短絡インピーダンス
3.回転機
・直流機:電機子抵抗、界磁抵抗(直流機の場合だけ「内部抵抗」と言うこともある)
・同期機:電機子抵抗、界磁抵抗
・誘導機:巻線抵抗
1.基本書P215 三相誘導電動機の等価回路の(ア)、(イ)のついて、解答ではともに「すべりSで回転中は停止時のS倍」となっております。
公式集からでは、停止時の誘導起電力はSE2 (=S倍)となっております。
解釈の違いと思いますが、S倍が回転中、停止時のも存在するイメージとなっています。この問題で公式集を適用するのであればどの様に考えるべきしょうか。
●ご指摘の公式集No.が書かれていませんが、
おそらく機械公式集 誘導機 No.1 等価回路図にあるSE2の「停止持の誘導起電力」と
書いてある“吹き出し”を指しているのだと思います。
この吹き出しの矢印は、“E2”だけを指しています。
従いまして、基本書の解説と同じです。
2.電験三種 問題の徹底研究 自動制御P346問2(ウ)の解答について、なぜ偏角(1/1+j)=−45度になる根拠がわかりません。
●これは、ボーナス特典その2『電験3種合格に必要なこれだけ電気数学』を見れば分かると思います。
「電気数学ベクトルと4種類の複素数」の項目です。
まず、a+jbで表される数は複素数であることを認識してください。
次に、割り算が式に含まれているので、指数関数表示を使って解いていきます。
偏角:φ=∠(1/1+j)=∠(1/(√2ε^jθ))=∠((1/√2)ε^−jθ)
ここで、−θ=−tan^−1(1/1)=−45°
これを代入すると、
偏角:φ=∠(1/√2)ε^−j45°=−45°
ポイントは、a+jb(直角座標表示)の表示方法では
割り算に使えないので、Aε^jθ(指数関数表示)に変換することです。
ただし、1+j=(1+j1)のベクトル図を描けば、45°になることだけはすぐに分かると思います。
○電験三種突破演習P34のA問題電磁エネルギーの問題で
解説を見ると合成インダクタンスL0=L1+L2+2Mとなっていますが相互インダクタンスが2倍されているのは
L1とMで一点、L2とMで1点接続しているから2倍になっているのですか?直列コイルの接続が3個になったら
Mは4倍になるのでしょうか?
●鋭い質問ですね。
結論から言うと、
なぜ、このような公式が成立するのか私にも分かりません。
ただ、電験3種の場合、公式がなぜ成立するのかを知る必要はありません。
公式を覚えて、使いこなせれば、試験に合格できます。
例えば、なぜオームの法則が成立するのか?
を、知らなくても合格できるということです。
それと、直列コイルの接続が3個になった問題が出題されたことはありません。
念のため、1995年〜2009年まで15年間を調べましたが、出題されていませんでした。
今後も出題されることは無いでしょう。
大事なことなので繰り返しますが、
電験3種では公式を覚えて使いこなせれば充分です。
なぜ、その公式が成立するのかを知る必要はまったくありません。
なぜを追求するのは、学者さんの仕事だと私は思います。
受験生がやることは、学者さんが考え出した公式を使いこなせるようになることです。
つまり、「なぜこの公式が成立するのか?」ではなく
「どうしたらこの公式を使いこなせるか?」にフォーカスした勉強を行ってください。
○電検3種突破演習(基本書)P53下部の問題 RL直列回路の力率の問題
COSθ=R/Z こちらは理解できます。
この展開で、問題から?R/XL=1/√2と言うのは分かります。
こちらを私はR=XL/√2に展開して、?に代入して計算すると思っております。
解答のようになぜ、R/XL/√(R/XL)二乗・・・と言う割り算に展開されるのか理解出来ません。
+1をしてあるのも理解が出来ません。
体系公式集で、あてはまる番号があれば教えて頂けますか?
それとも、単純な数学の問題なのでしょうか?
●これは数学の問題です。
題意から、R/XL=1/√2 が与えられていますので、
cosθ=R/√R^2+XL^2
この式の分母と分子をXLで割ります。
ただし、分母は
√XL^2
で割ります。
これで、分母は√で一括りにできます。
あとは、分母が
√(R/XL)^2+1
になるのは分かると思います。
○小生、6ヶ月コースで勉強を開始してこれまで自分なりに順調に進めてこれた印象をもっておりましたが、一寸疑問が湧いてきました。現在、基本書を使って“理論(全項目)”だけ1回目の最中ですが、1回目ということで理解編の進め方で基本書を良く読む→模範解答をみる→公式がどの様に使われているか理解する→体系的公式集のどの公式が使われているか確認→関連公式を覚える の手順で宜しいのでしょうか。
●それで大丈夫です。
○他の類似問題と模範解答を見て問題の文章から的確な公式の抽出をするトレーニングをする この部分も含めて進めたら良いのでしょうか。
●余裕があればやったほうが良いです。
しかし、余裕が無いのであれば、まだ1回目ですから、今は“公式の使われ方”と“公式を覚えること”に焦点を置いたほうが良いと思います。
○平成19年度 電力 第12問
変電所の変圧器の百分率リアクタンスは自己容量基準で7.5%とありますが
なぜ百分率インピーダンスではないのですか?
過去問の模範解答では百分率リアクタンスと百分率インピーダンスを合計して8%として計算しています。
これだけシリーズの電力の【電力33】 P188〜 や【電力22】 P118〜では%インピーダンス同士で合計してから計算することが書かれています。
%インピーダンスと%リアクタンスを足しても計算には影響しないのか?
●問12の但し書きに
「ただし、百分率インピーダンスは抵抗分を無視するものとする」
と、書かれているためです。
つまり、
配電用変電所の変圧器の百分率リアクタンス=配電用変電所の変圧器の百分率インピーダンス
なのです。
従って、
“配電用変電所の上位系統側の%インピーダンス”と“配電用変電所の変圧器の%リアクタンス”
を足しても計算には影響しません。
○あと前回、変圧器の定格容量、定格電流、定格電圧について教えて頂きました。
ありがとうございました。
定格電圧×定格電流で定格容量・・・・そのときは定格負荷が接続されている状態
ここで、もうひとつ知りたいことなのですが定格負荷とは定格電圧のときに定格電流が流れるような負荷のことと考えてよいのですか?
●その通りです。
○でも一発合格したいので、言い訳をせず法規も勉強しようと切り替えました。
このままだと本試験まで間に合わないのか?のような質問は自分でしか答えを出せないと思います。
今年は3科目で手堅くやって 来年1科目なんて考えていたら、絶対に短期合格なんて無理だと思うんです。
このような心構えは 間違っていますか? (私はそのほうが後悔しないと思うのですが)
●後悔しないやり方が一番です。
現時点で間に合わないかどうかは計算上のことです。
たとえ、手堅く3科目にしたとしても、この先何が起こるかわかりません。
もっと、勉強時間が取れなくなる可能性だってあります。
そうだとしたら、今やれる最善のことに集中したほうがいいと思いますよ。
○電験三種突破演習P68のB問題三相回路の電力(2)の問題で
解説を見るとcosθをまず求めていますが三相電力の式で線間電圧、線電流を
使用するのは分かりました。
次のsinθの求め方も理解できました。
次の無効電力Qの式で3倍しているのは3相分だからでしょうか?
電圧は相電圧を使用するのはXに掛かる電圧が相電圧だからですか?
●その通りです。
Y結線の場合、中性点から線を引っ張ってきて、単相回路として計算します。
○このときsinθはどこにいってしまったのでしょうか?
最後の式でX=の分母で電圧を線間電圧、電流を線電流を使用しているのはなぜですか?
無効電力Qを分母に持ってきたのなら電圧は相電圧で電流はXに流れる電流を使用するのではないでしょうか?
●最後の式の前の式で引っかかってます。
Q=√3VIsinθ=V^2/X
この式の左辺と右辺は別々の公式です。
具体的には、
理論公式集 基礎・計測 No.11
理論公式集 交流回路 No.12
この二つを組み合わせたものです。
これで上記3つの疑問は解消されると思います。
もし、これでも分からなければもう一度メールをください。
計算問題に躓いたら、公式を確認することをお奨めいたします。
私が、合格マニュアルで、その日に勉強する項目の公式を確認してから、
基本書を勉強するように指導しているのもこのためです。
左辺にある式を変化させたものが右辺の式とは限りません。
別々の公式を“=”で連結していることはよくあります。
○質問内容 平成19年度 機械第7問についてです。
模範解答とは異なる考え方で正解を出せるのですが、私の考え方が本当に正しいものか自問自答しても、明確になりません
私の考え
1、80Vと40Aで3200Wを皮相電力と考えます
2、1200Wを有効電力と考えます
3、3200Wと1200WからCOSθを0.375と算出します
4、インピーダンス(Z)が2Ωなので2Ω×COSθ(=0.375)で、Rを0.75Ωと算出
5、2の2乗−0.75の2条・・・・・4−0.5625=3.4375
6、ルートで計算してリアクタンスを1.85
上記の手順で考えても、間違いではないのかを質問したいのです
また有効電力、皮相電力のような内容は模範解答には入っていませんでした
●上記1〜6の手順でも問題ありません。
ただし、私が合格マニュアルで披露している解答手順のほうが簡単だと思います。
具体的には、理論公式集 交流回路 No.3 → No.2 → No.1
の順番で、問題に与えられている数値を当てはめていけば簡単に解けます。
つまり、解答手順が3ステップですみます。
○皮相電力を定格電圧、定格電流で計算してもよいものかも疑問です
●定格電圧、定格電流と言う言葉はどこから出てきたのでしょうか?
問題には定格周波数しか出てきていませんが。
○言葉の意味的な質問になってしまいますが変圧器の定格容量についての質問です
過去問を解いていると変圧器の定格容量という言葉が良く出てきます
これは定格電圧×定格電流ということが勉強してわかりました
この場合は変圧器の2次側を短絡してる状態で求めていることなのでしょうか?
●変圧器に定格負荷を接続しているという意味です。
なお、次回質問される際は、疑問に思われた問題集や参考書のページ数を記載してください。
特に用語の場合は、人によって表現が違う場合がありますので、
あなたに正確に回答できるようにするためにも、出元を明らかにしてください。
電気書院 「これだけ理論」で質問があります。
宜しくお願いいたします。
○P83の計算式【下から4行目】
R(L+CR2乗)=2RL からR=√L/C の条件を導き出すことができる。
とありますが、この式についてお願いします。
●R(L+CR2乗)=2RL
この式の両辺を、Rで割ってください。
後は、分かると思います。もし、これでも分からなければメールをください。
○P88〜P89 高調波について
P89 上から2行目 第3図で3倍の高調波について触れてますが、n倍の高調波
は、e3=30√10×√2sinnωt のnから読み取れば良いのでしょうか?
●その通りです。
○P98問3
C1とC2×3の並列と説明がありますが、自分で絵を分解しても、解説のように
展開できません。展開のコツがありましたらお願いします。
●C2側は、Δ接続です。
ΔとYが混在した状態では、a相だけを抜き出すことができませんので、Δ→Y置換を行います。
理論公式集 基礎・計測 No26 Δ→Y置換
「ΔのインピーダンスをZドットを1/3にする」
つまり、Xc2=1/jωC2 に、1/3を掛けます。
すると、静電容量は3×C2になります。
○P99 問4
Vbcの大きさは、ベクトル図だと、200-200で0 になると思いますが、設問がスカラ量
と示しているので、この様な答えになるのでしょうか?
●200−200ではありません。問題文の図を見てください。
Vbcドットの矢印は、EcドットからEbドットに向いています。
つまり、Ecドットを0電位(基準)と見ています。
次に、解答の第1図のベクトル図を見てください。
Ecドットの矢印の先端からEbドットの矢印の先端までは、200+200=400[V]です
もし、解答のように第1図のO点を基準に見た場合は、
200−(−200)=200+200=400[V]
と、考えます。
いずれにしても400[V]になります。
なお、この回答は分かりやすくするために、数学的に説明いたしました。
しかし、電気的には200[V]は実行値なので、−(マイナス)は付きません。
実行値は、「2乗の和の平方根」で求めることからお分かりだと思います。
ですから、参考書の解説は第3図のように
Vbcドット=Ebドット−Ecドット=Ebドット+(−Ecドット)
と、なっています。ご理解ください。
○参考書「これだけ理論」P65のチャレンジ問題(問1)ですが
P275の解説を見ても理解に苦慮しております。
・なぜこのようなベクトル図になるのか?
・100/√2・COS π/4[V]はどこから導き出したか?
・実行値Eを求める計算式は何故このようになるのか?
何卒、ご教授の程、宜しくお願い致します。
●・なぜこのようなベクトル図になるのか?
これを理解するには、
当方の教材のひとつである「これだけ電気数学」”ベクトルと4種類の複素数”が、参考になります。
まず、この項目にひと通り目を通してから下記の説明を読んでください。
そのほうがスムーズに頭に入ります。
問題の瞬時値が足し算であるため、実行値も足し算ができる直角座標表示で表す必要があります。
P275「したがって、この項の実行値は100√2[V]、位相はπ/4[rad]進みとなるので・・・」
これは、極座標表示を言葉に直した表現です。
つまり、極座標表示で書けば、100√2∠π/4
・100/√2・COS π/4[V]はどこから導き出したか?
極座標表示のままでは、足し算に使用できないので、三角関数を使って、直角座標表示に変換します。
直角座標表示に変換した値が、100/√2cosπ/4[V] と 100/√2sinπ/4[V] になります。
(変換方法は、「これだけ電気数学」”ベクトルと4種類の複素数”を参照)
100/√2cosπ/4[V] これにもう一方の実行値50[V]を足せばX軸の値が求まります。
・実行値Eを求める計算式は何故このようになるのか?
最後に、直角座標表示から実行値を求めます。
実行値を求める公式は、「これだけ電気数学」”ベクトルと4種類の複素数”より、
実行値=√a^2+b^2(←2乗の和の平方根、つまり、ピタゴラスの定理で求まります)
○電気書院 これだけ理論 P34〜 理論5 の内容についてお願いします。
P35(3)式の分母R+2r+(r2乗/R) が、
次ページで(3)式の分母はR×r2乗/R=r2乗(一定)となるので...
とありますが、この表現の部分が理解できません。
●これは、P35上部に記載している最小定理を使用しています。
「〜二つの積が一定であるとき、〜2数の和は最小となる。」
つまり、“二つの積が一定という条件”を満足していれば、最小定理が使えるということです。
そこで、“R”と“r2乗/R”をかけ合わせてみると、
分母と分子にRがあるので、Rは消去できます。
そして、r=2[Ω]であることは、問題文から与えられています。
だから、r2乗=4[Ω](一定)となり、最小定理が使えることを確認できました。
従って、お問い合わせの式「R×r2乗/R=r2乗(一定)」は、
“二つの積が一定という条件”を確認するための式なのです。
○オーム社 電験三種 突破演習 P87〜P88 二電力計法
P88
W2を求める計算において
W2=V32I3COS(30°−30°) とありますが、図55のベクトル図を見て
V23I3COS(−180°)でも良いと思うのですが、どの様に頭を整理すれば
よいのでしょうか?
●単相電力計W2の電流測定端子は、E3に接続されています。
つまり、電力計算に使用する電流値は、I3です。
従って、電圧も V32ドット(=E3ドット−E2ドット) を使用します。
なお、「線間電圧」と「相電圧」の関係は、下記の通りです。
V12ドット=E1ドット−E2ドット
V23ドット=E2ドット−E3ドット
V31ドット=E3ドット−E1ドット
○オーム社 電験三種突破演習 P67 平衡三相回路の電流とリアクタンス
(a) の解説の計算式です。
√3XL=√3XL´IL´=√3・XL/3・IL´=(XLIL´)/√3
の赤字の部分の変換です。
赤字の部分を見るとXL´=XL/3 となりますが、これは公式にあたいするものですか?
●これは「理論公式集 基礎・計測」No27 Δ−Y置換 の公式より導き出せます。
(題意より“平衡三相回路の負荷”となっているためこの公式を使用できます)
上記公式より、
XL’=XL^2/3XL=XL/3
となります。
○オーム社 電験三種 突破演習 P20〜P21 円形コイルの中心磁界です。
P21中ほどにΔlによる磁界の強さをΔHとすると、θ=π/2〔rad〕だから とありますが、
θ=π/2〔rad〕はどこから来た数値でしょうか?
●これは電験3種というより、数学で躓いています。
θ=π/2〔rad〕は、90°です。
これは分かりますか?
もし、分からなければ、お奨めの参考書の
「電気工事士のためのかんたん電気工事士入門」のP106をご確認ください。
そして、図16より、円の中心から下ろされた垂線は円周と垂直(90°)に交わります。
図16には、垂直に交わっている記号も付いています。
従いまして、θ=π/2〔rad〕は、垂直に交わっているところから来たのです。
○鳳・テブナンの定理が
理解できず、先に進めません。
例えば「これだけ理論」のP21のバイパス解説
の理解に苦慮しております。
a点およびb点の電圧の求め方が理解出来ずに
困ってます。
●これはオームの法則で解けます。
例えば、
Va=12/8×4=6
の場合ですと。
Va=I×R4(0電位側の抵抗)
です。
次に、
I=V/R(合成抵抗)
さらに、
R=4+4=8
題意より
V=12
従って、最初の
Va=12/8×4=6
が成り立ちます。
このようにオームの法則は電験3種全般を通してたびたび登場します。
今はそれを使いこなせていないだけです。
オームの法則は式だけを見れば、理屈が単純ですぐに分かります。
しかし、これが落とし穴なのです。
なぜなら、式は単純ですが、電験3種の複雑な問題で使いこなすには慣れが必要だからです。
つまり、量稽古。
但し、コツはあります。
コツは、最初に「電流」を求めることです。
上記の例で言えば、回路図の上側の電流を求めます。
その電流に右側(0電位側)の抵抗の値をかけて電圧を求めています。
繰り返しますが、電気計算は「電流の値」を求めることが重要です。
>ボーナス特典の数学で、netで調べていますが指数関数表示のAεの意味がわかりません
>指数のjθはAεに対する指数なのでしょうか、又εはxではだめなのですか、
実は、私も最初に見たときは意味が分かりませんでした(笑)。
結論から言いますと、これはこういう書式なんだと理解してください。
「εはxではだめか?」 ですが、ダメだと思ってください。
参考書でも本試験でもこの書式以外を見たことがありませんから。
そして、「指数のjθはAεに対する指数なのでしょうか?」 ですが、もちろん指数です。
書式が数学の場合と違うので、面食らいますが電気の場合は、こういう書式なんだと思って覚えてください。
ベクトルを指数関数で表示した場合は、「Aε^jθ」という書式であらわすのだと覚えてください。
なお、ベクトルは4種類の複素数で表示できます。
そして、本試験の問題文では、
直角座標表示、極座標表示、指数関数表示が混在した状態で出てきます。
このままでは計算できないので、どれかひとつに統一してから計算する必要があります。
従って、大事なことは、
直角座標表示 から 極座標表示または指数関数表示 へ
極座標表示または指数関数表示 から 直角座標表示 へ
と自由自在に変換できるようにしておくことです。
変圧器の電圧変動率の考え方について、下記の記載があります。
(「これだけ 機械」の15ページ 第1図 電圧変動率の考え方 に記載有)
記載内容:定義式 いま、第1図(a)のように変圧器の二次側の電圧・電流
・力率が定格値V2n[V]、I[A]、cosθになるように負荷および一次
電圧V1を調整し、V1をそのままで二次側を第1図(b)のように
無負荷にしたときの二次端子電圧をV20[V]とすると、電圧変動率ε
[%]は、次の式で定義される。
ε=(V20−V2n)/V2n ×100[%]
第1図(a) 定格負荷時 二次側 定格値電圧V2n[V]、定格電流I2nの時、
一次側 電圧V1で電流I1と記載有、
そこで理解できないところは、
第1図(b)無負荷時 二次端子電圧V20[V]、I2=0[A]
一次側 電圧V1そのまま 電流I1=0[A]と記載あります。
なぜ、無負荷時 一次側の電流I1が0ゼロ〔A〕になるのか?理解できません。
●大変丁寧な質問のされ方で好感が持てます。
さて、なぜ一次側の電流I1が0ゼロ〔A〕になるのか?ですが。
これは変圧器の問題ですので、二次側の電流が0ゼロであれば、
必然的に一次側の電流も0ゼロになります。
考え方としては、「変圧器の一次側の電流は、二次側の電流に応じて変化する」と、考えれば分かりやすいと思います。
ただし、これは理論上ですので、実際には一次側には若干の電流は流れています。
つまり、一次側の巻線抵抗で消費される電力に相当する電流は流れているのです。
しかし、これは二次側の負荷抵抗に比べて限りなく小さいので無視して考えます。
○解説している内容はほぼ理解は出来ているのですが、
とりあえずどんどん進めているのですが、どうしても新しい問題が
出てくると自力では解けない事が多々あります。
特に3相交流回路のベクトルを使って解いていく事に関して
難しいと感じました。
これはその後の問題集を解く事で徐々に理解し解けるように
なるのでしょうか?それとも現在は公式をそんなに覚えていない
ので解けないだけでしょうか?
●マニュアルのP33にも書いていますが、
今の段階では解説の内容が理解できれば充分です。
自力で解答できなくても支障ありません。
言い方を変えると、最初は自力で解答できなくて当たり前です(特に優秀な人を除いて)。
また、あなたと同じような相談内容を「学習上の相談サイト」に掲載しています。
コピペしておきます。
↓
マニュアルに書いてある「ざっくりと読む」が
少しあいまいな表現であったと反省しています。
意味的には、「完全理解でなくてもよい」と、言う意味でご理解ください。
なぜかというと、初心者が
最初から完全理解することは無理だからです(特に優秀な人を除いて)。
参考書で、まず全体像を把握し、それから過去問を解いていくうちに
だんだんと仕組みが分かってくるものなのです。
つまり、電験3種のメインの勉強は"過去問"を解くことの方にあります。
参考書は、あくまでも参考に見るものだと認識してください。
勉強の本番は、過去問を解くところから始まります。
電気の知識がある人は、過去問から勉強を始めるのがベストです。
もちろん、マニュアルに書いてある間違った勉強法(="問題"と"解答"の暗記)はNGですが。
普通科卒の人は、"電気用語(=励磁など)"や"単位記号(=[C]など)"に慣れることから始める必要があります。
そのため、まず参考書から勉強してもらいました。
もちろん、白紙の状態からですので、
1回読んだだけで完全理解など不可能だと思います。
学習上の相談サイトでは、過去問(過去10年分)をAランクは5回、Bランクは3回復習するように指導しています。
すなわち、それだけ多くの問題をこなしているうちに今までバラバラだった知識がつながってくるのです。
この場合の、バラバラだった知識とは、"参考書から得た知識"と"過去問から得た知識"の両方です。
参考書に書いてある知識だけでは不十分です。
不十分な知識ですから、理解できないところが出てきても当たり前です。
そうかといって、「これだけシリーズ」以上の初心者向きの参考書は見当たりません。
最初は、全体像と言葉や単位が分かれば大丈夫です。
その後、過去問を解いたり、過去問を2度3度と復習することによって理解が深まっていきます。
○新たに勉強を始めるにあたって、ここはばっさり過去の資料は全て封印(廃棄)してしまいリセットして
スピード合格術資料オンリーで挑んだ方がスッキリするでしょうか?
●答えは、Yさんの中にあります。
それは・・・
「過去の資料は全て封印(廃棄)してしまい・・・」
この文言が示すとおりです。
そして、
「スピード合格術資料オンリーで挑んだ方がスッキリする」
と、お考えではないでしょうか。
私もこれが一番よいと思います。
しかしながら、上記の資料を参考書として利用するのはなんら問題はありません。
一番大事なことは、「体系的電気公式集」を使って公式を体系的に暗記するということです。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
だから、当方がお奨めしている参考書以外に目移りしてもかまいません。
極論を言えば、基本書(過去問題集)であっても当方がお奨めしている以外ものにしてもかまいません。
それでも、体系的に公式を覚え、計算問題を解くノウハウを知っていれば問題は正解できます。
つまり、問題集や参考書はそれほど重要ではないのです。
大事なことは、公式を暗記するということ。
「計算を制するものは電験を制す」と、いいます。
そして、「公式を制するものは計算を制す」(閑田)なのです^^
もちろん、基本書も参考書も私が多くの書籍を取り寄せてその中から選んだものですから、
こちらを使用していただくのがベストだと信じています。
特に基本書は極めてベストです。
私がやっと探し当てたといっても過言ではありません。
改訂版以前のマニュアルでお奨めしていた過去問題集は解説は丁寧でよかったのです。
ただし、項目別になっていない(リスト化されていない)という欠点がありました。
だから、受験者にリスト化という手間をかけさせていました。
そこでこの手間を何とかできないかとの思いから、
再び、多くの問題集と参考書を取り寄せて吟味しました。
そして、とうとう受験生の労力を極限まで減らせる基本書(過去問題集)を発見したのです。
だから、安心してこの基本書を使って勉強してください。
<追伸>
以前の過去問題集の使用でも、合格体験記にあるように多くの方が合格されています。
ホームページにある合格体験記は一部です。
実際には、ふるいにかけていますから。
合格体験記の採用条件が、2つありました。
1.受験者のモチベーションを上げられる内容であること。
2.受験者の勉強に参考になる内容であること。
この条件を満足しているものを年齢を考慮しながら上位から順に選びました。
つまり、何が言いたいのかというと、問題集は重要ではなく公式が重要だということ。
公式を体系的に使いこなせれば合格できるということ。
その公式を使いこなせるようになるために、問題集を使用するということです。
そして、短期間で公式を使いこなせるようになるには、
過去問が項目別になっていたほうが効率がよいのです。
1.初めに現在の勉強の状況を簡単に説明します。
電験3種の勉強は、10月から始め「これだけ理論」使用は、なんとか順調だったのすが、12月頃「これだけ機械」から、やはり壁にぶち当たりました。
テキストの記載のように全体像把握のため、ザックリと理解して進めようにも、正直、公式と機械的な図の関連が繋がらず・・・不安、しんどい気持ち、大幅なペースダウンにといったところです。
それでも、分からないところ、理解しにくいところを、自分なりにネットで検索したり等して調べているのですが、断片的な理解で、しっくりこない感じです。
2.そこで相談なんですが、現在、下記のところ、理解しにくいところです。
理解を助けるような参考書等は、ないでしょうか?
助言等頂けましたらと思い、今回のメールとなりました。
理論:トランジスタ NPN PNP型の概要は、理解できるのですが、
それ以降(ベース接地、エミッタ接地、コレクタ接地の考え方、使い方、
使い分け〜、違い)が理解がはかどりません。
機械:変圧器 等価回路 励磁回路(鉄損、銅損の意味は、なんとなく分かるの
ですが、それを、どうして、1次側に並列につなぐの?)
等価回路(L型、T型の作成の仕方やその意味、使い分け)
誘導電動機 「これだけ機械」では、誘導電動機の機械的な図、回転磁界
や回転子が、発生し回転するところの解説不足な感じで、公式との関連
が理解しづらく。
○Nさんは、高校普通科ですから、
B問題は トランジスタではなくほかの問題を選択したほうが効率がよいですよ。
ユーザ限定の「学習上の相談サイト」をご覧になられましたでしょうか?
http://denken3shu.net/soudan/
念のために転載しておきます。
↓
> > 4.?の目次を読むと、トランジスタなどで、電子回路の知識も必要となりそうで
> > すが、初心者は、電子回路の基本書も読んだ方が良いでしょうか?
○確かに、トランジスタなどの電子回路の計算問題は、毎年出題されています。
ご存知のように、当方の教材でも出題頻度は、Aランクにしております。
しかし、過去6年間の調査では、ほとんどがB問題の選択問題です。
A問題で出題されたのは、平成16年に1問出題されただけです。
従いまして、電気科卒以外の人が、他の電子回路の基本書を読むことは
学習時間の分散になってしまい好ましくありません。電気科卒の人ですと
基礎力があるので復習の意味で読むことは有効ですが・・・。
本試験ではもう一方の問題を選択して正解できるように、
普段の勉強をしておいた方が得策だと思います。
参考までに、選択問題のもう一方の問題を記しておきます。
B問題 選択問題(いずれかを選択する)
平成21年度 トランジスタ増幅回路 平行平板コンデンサ
平成20年度 アナログ変調・復調 クーロンの法則
平成19年度 トランジスタ増幅回路 電気基礎(電流と電荷の関係)
平成18年度 トランジスタ増幅回路 平行平板コンデンサ
平成17年度 FET増幅器 平行平板コンデンサ
平成16年度 トランジスタ増幅回路 直流回路の抵抗と電圧
平成15年度 演算増幅器 直流回路の抵抗と電圧
平成14年度 トランジスタ増幅回路 直流回路の抵抗と電圧
なお、電子回路の論説・空白問題は、A問題に毎年2,3問
(H14,21は1問)出題されています。こちらは、お奨めの参考書を
読んでおけば、ほとんど正解できるレベルです。
機械:変圧器 等価回路 励磁回路(鉄損、銅損の意味は、なんとなく分かるの
ですが、それを、どうして、1次側に並列につなぐの?)
等価回路(L型、T型の作成の仕方やその意味、使い分け)
誘導電動機 「これだけ機械」では、誘導電動機の機械的な図、回転磁界
や回転子が、発生し回転するところの解説不足な感じで、公式との関連
が理解しづらく。
○「これだけシリーズ機械」の何ページのどこが分からないのでしょうか?
私がわかる範囲で解答を差し上げます。
もし、トランジスタがA問題についての質問でしたら、
こちらも何ページのどこが分からないのかを教えてください。
あと、マニュアルに書いてある「ざっくりと読む」が
少しあいまいな表現であったと反省しています。
意味的には、「完全理解でなくてもよい」と、言う意味でご理解ください。
なぜかというと、初心者が
最初から完全理解することは無理だからです(特に優秀な人を除いて)。
参考書で、まず全体像を把握し、それから過去問を解いていくうちに
だんだんと仕組みが分かってくるものなのです。
つまり、電験3種のメインの勉強は"過去問"を解くことの方にあります。
参考書は、あくまでも参考に見るものだと認識してください。
勉強の本番は、過去問を解くところから始まります。
電気の知識がある人は、過去問から勉強を始めるのがベストです。
もちろん、マニュアルに書いてある間違った勉強法(="問題"と"解答"の暗記)はNGですが。
普通科卒の人は、"電気用語(=励磁など)"や"単位記号(=[C]など)"に慣れることから始める必要があります。
そのため、まず参考書から勉強してもらいました。
もちろん、白紙の状態からですので、
1回読んだだけで完全理解など不可能だと思います。
学習上の相談サイトでは、過去問(過去10年分)をAランクは5回、Bランクは3回復習するように指導しています。
すなわち、それだけ多くの問題をこなしているうちに今までバラバラだった知識がつながってくるのです。
この場合の、バラバラだった知識とは、"参考書から得た知識"と"過去問から得た知識"の両方です。
参考書に書いてある知識だけでは不十分です。
不十分な知識ですから、理解できないところが出てきても当たり前です。
そうかといって、「これだけシリーズ」以上の初心者向きの参考書は見当たりません。
最初は、全体像と言葉や単位が分かれば大丈夫です。
その後、過去問を解いたり、過去問を2度3度と復習することによって理解が深まっていきます。
> 昨年4ヶ月程度勉強して失敗したH・Sと申します。
> 60点取れればいいからという事で頑張ったのですが、40点から50点しか取れま
> せんでした。
> やはり目標は80点を目指すような勉強が必要だと反省しております。
その通りです。80点を目指してください。
一部のネット教材の宣伝広告では、「60点取れば合格」と謳っています。
しかし、勉強は80点(最低でも70点)を目標にすべきだと考えています。
なぜなら、人はミスをするように作られているからです。
だから、60点の勉強をしていては、8掛けとして48点しか取れません。
80点の勉強をして、64点(=80×0.8)取れるのです。
> また今回購入させていただきました閑田様のマスターセット内にあります、
> やってはいけない勉強をまさにやっていた事がわかりました。
これは無意識にやってしまうのです。
(人は、無意識に楽なほうを選んでしまいますから)
しかも、本人はそれに気づいていないから、何年も合格できずにいる負の循環状態。
Hさんは早く気づいてよかったですね。
Q1:理論 問題10 LR 直流回路の考え方。
この問題は資料でいうとどれに対応するのかをお教えください。
理論公式集 基礎・計測No44
これは計算問題というより、知っているかどうかの問題です。
時定数の意味が分かっていれば、正解は(2)または(5)であることはすぐに分かります。
参考書には、必ず出てくる波形グラフですから。
題意よりL/R<<T0 ですから(5)が正解と分かります。
逆に、L/R>>T0ならば、(2)が正解でしょう。
Q2:知り合いから聞いた噂?なのですが、
情報処理技術(ソフト関係)はもうなくなった様な事を聞いたのですが この
情報は間違っているのでしょうか。
たとえばベーシック等のソフトの空欄を埋めるような問題。
これは、言い難いのですが、残念な質問です。
アンケートにお答えいただいた際に、5つの注意事項を読まれたでしょうか?
↓
「丸投げの質問はご遠慮ください」
これは自分で調べれば分かることです。
自分でできることは、まず自分でやってみてください。
それと、知り合いがどんな噂を言っても、
自分でその裏を取る習慣をつけてください。
そうしないと人に振り回されます。
説教はこれぐらいにして、
「情報処理技術」は、教材ではAランクを付けています。
「情報処理技術」のうち”プログラミング”だけを言えば
過去10年間で出題されたのは、12,13,14,15,17,18,20年度です。
出題されなかったのは、16,19,21年度。
数年先のことは様子を見ないと分かりませんが、
平成22年度はまだ出題される可能性が大きいと言えます。
Q3
今回の機械 問題11 のような場合も”知っているかどうかの問題”という事にな
るのでしょうか。
まだすべてを勉強してないのにお聞きするのもなんですが、ハロゲン電球の黒化、白
濁というような専門用語?も
今後機械の参考資料の勉強できると内容で、参考資料で十分カバーされている内容と
考えてよろしいでしょうか。
Hさんの質問の意図を私なりに解釈しますね。
違っていたらメールをください。
1.”知っているかどうかの問題”とはどういう意味か、もう少し詳しく説明して欲しい。
文章問題に限っていえば、5者択一式問題は、”正しいもの”または”間違っているもの”
のどちらかをを探す問題です。
機械 問題11で言えば、正しい組み合わせを探す問題です。
ただし、すべてを知っておく必要はありません。
ハロゲン、黒化という言葉を知っておけば、後は推測できます。
つまり、5者択一問題は、すべてを知っていなくても
キーワードを知っておけば、後は推測で正解にたどり着けます。
2.文章専用問題集だけで試験範囲を充分カバーしているのか?
つまり、合格点を得られる程度の知識が得られるのか?
(参考資料とは文章専用問題集を指しているとする)
よく出題される範囲は充分カバーしています。
もちろん、すべてをカバーすることはできませんが、合格点を得られる範囲です。
機械 問題11で言えば、文章専用問題集にも掲載されています。
Q4
学習スケジュールの中で書かれている、電種問題の研究から5問ずつ補充して
くださいの意味ですが
適当に5問を勉強すればよいと言う意味なのでしょうか。関係の問題であれば何でも
いいから5問でよい?。
補充と言う意味合いかわからなく確認させていただきました。
これは、私の言葉足らずでした。すみません。
弱点補充という意味で捉えてください。
だから、2回目の復習の時に補充するように書きました。
> しかし、この本は、ある程度の理論の知識を前提としているようで
> 理論の基礎知識の体系化もされていないような気がして私には、
> 難しく、あまり理解できないまま読み進めていますが、大丈夫でしょうか?
> 少し、レベルの下げた参考書を読んだ方が良いのでしょうか?
> または、数学の知識がたりないので理解できないのでしょうか?
まず、数学は特典の「これだけ数学」の問題がすべて解ければ問題ありません。
次に、Hさんはどのコースを選択したのでしょうか?
アンケートの内容からすると、6ヶ月コースを選択したのではないかと思います。
そうだとすると、あなたの言う「この本」とは、「これだけシリーズ理論」のことですね。
(もし違っていたらメールをください。)
「これだけシリーズ理論」は、私が探した電験3種の参考書の中では最も分かりやすい参考書です。
安心して使用してください。ただし、相性というものがあります。
もし、以前使用していた参考書があり、そちらのほうが分かりやすいのでしたらそちらを使用してください。
さて、それではどうして理解できないのでしょうか?
今からそのことを詳しく説明しますね。
試験勉強を開始すると、誰でも次の4ステップを経験します。
第1ステップ 何ができないのか、分からない
学習プロセスの最初の段階で、「自分ができないことすらわかっていない」状態です。
ある意味で幸せな状態といえます。
第2ステップ できないことが、分かる
試験勉強をはじめると、誰でもまずこの段階に移行します。
参考書を読んでもさっぱりわからず、問題も全然解けない。
多くの人はこの段階で、「本当に大丈夫なんだろうか」と不安や混乱を覚えます。
でも、大丈丈。それまでの「できないことすら分からない」状態からは進歩しているのです。
不安が起こるというのは誰でも通る道なのです。
第3ステップ 繰り返して、できるようになる
過去問を何度も繰り返し解いて、正解率がだんだんと上がってきた段階です。
参考書に書いてあったことや過去問の解説を思い出してじっくりと考えれば、何とか正解に到ることができます。
この段階になると、「もしかしたら合格できるかも」と少しずつ自信も出てきます。
第4ステップ 意識しなくても自動的にできる
問題を見ただけで反射的に正解を導きだせるような段階です。これが、目指すべきイメージです。
このような状態になるためには、過去問を何度も繰り返し解く「アウトプット型」の勉強をしなければなりません。
私たちが何か新しいことを学ぶときには、このような4つのステップを経験します。
そして、Hさんは、まだ第2ステップです。
分からないことだらけで当然です。今はとにかく前に進みましょう!
> 先が長い分、進め方についてこれで果たして最後まで
> 継続できるか正直不安な面もあります。
> スケジュール内容についてご意見アドバイス等あれば
> お願い出来ますでしょうか。
最初に確認しておきたいのですが、
Yさんは、スケジュールをきちんとこなすタイプでしょうか?
もちろん、スケジュール通りにこなすタイプであれば
送っていただいたスケジュールでなんら問題ありません。
合格するでしょう^^
スケジュールはとても丁寧に作りこまれていると思います。
「年間のスケジュール」「1日のタイムスケジュール」ともによくできています。
特に、感心したのが1日のタイムスケジュールを
会社からの帰宅時間に応じて9パターン用意している点です。
大変参考になりました。
一方、私はほとんどスケジュール通りにはいきません。
6割行けば上出来です。
原因はあげればきりがないので止めて起きます。
ただのいいわけですから・・・
それよりも対策について記しておきますね!
参考になるかわかりませんが、
要は自分自身を追い込む方法です。
カレンダーに試験までの、
残りの日にちをすべて書き込みます。
パソコンに残りの日にちを表示させるのではダメです。
カレンダーに書き込むのです。
カレンダーは、目の付くところにおいておきます。
これでいやおう無しに自分を追い込んでいました。
また、スケジュール通りにいかないほうが普通でしたので、
残りの日数が分かればすぐに修正ができる利点もありました。
これ結構よいですよ!
> 個人としては勉強したつもりですが多少自信はありましたが散々でした。
> やはり実力不足は当然ですが、平成21年度の難易度についてはどんなレベルだったのか
> 少し気になります。
平成21年度の合格基準点
理論科目53.90 点以上
電力科目55.00 点以上
機械科目49.17 点以上
法規科目55.00 点以上
私が知る限り、史上最低ではないでしょうか?
特に理論は、基礎力を試す問題がほとんどを占めていると思います(特にH20、H21年)。
だから、Yさんが年間スケジュールに理論の参考書の学習を入れているのは正解です。
(もちろん、マニュアルの合格スケジュールでもそのように指導していますが)
難易度というのが、正解を得るまでに使用する公式の数という点で言えば、理論に限っていえば若干下がっています。
電力、機械はあまり変わっていません。
これは、教材の特典のひとつである、年度毎の「本試験への公式集適用例」を見てもらえば分かると思います。
では、なぜ難易度が下がっているのに、合格点が60点を下回っているのか?
それは、気づきを要求される問題が増えたからです。つまり、
”どの公式を使えばよいのか?”が、少し分かりにくくなっています。
どの公式を使えばよいのかに気づきやすくするには、参考書を読み込んでおくことをお奨めします。
電力、機械も合格点が、60点を下回っていますが、こちらは気にしなくていいと思います。
機械の合格点が、60点を下回ることはよくありますから。
電力は文章問題の占める比重が高いので、お奨めの文章専用の問題集で学習しておけば大丈夫です。
>理論 過去問題集のH19年度の問15(b)につきまして質問です。
>△結線された3つのコンデンサCの無効電力を求めてそこから静電容量を算出しています。
>Cの無効電力を算出しているのは理解出来ますが無効電力から
>計算するのならLの無効電力も出して計算しなければならないのではないでしょうか?
>また、ここでいう「三相電源からみた力率が1となる」とはどういった意味なのでしょうか?
まず最初に、有効電力と
無効電力について整理しておきましょう。
有効電力=「抵抗」で“熱”などによって消費される電力。
無効電力の考え方について。
「コンデンサ」と「コイル」は、それぞれ“静電エネルギー”と“電磁エネルギー”の形で
エネルギーを蓄えたのち、同じ量を電源側に戻す。このように蓄えられることと
放出されることを繰り返しているエネルギーで、実際には電気エネルギーを消費しない。
このように電源と素子の間で電気エネルギーの
“蓄積”と“放出”を繰り返している状態を「無効電力」と呼んでいます。
(エネルギーが行ったり来たりしている状態で、エネルギー自体は消費していない)
もう少し突っ込んで言うと、電源とコンデンサの関係は、
1.電源⇒コンデンサ
“進み電流を供給”
2.コンデンサ⇒電源
“遅れ電流を供給”
1.と2.の繰り返しです。
なお、コイルの場合は、“進み”と“遅れ”が逆になります。
ここで質問の回答ですが、
■ここでいう「三相電源からみた力率が1となる」とはどういった意味なのでしょうか?
力率が1となるのは、有効電力だけの状態、つまり、無効電力が“0”の状態です。
無効電力の説明で、「コンデンサ」と「コイル」では“進み”と“遅れ”が逆になると書きました。
だから、
コンデンサの無効電力=コイルの無効電力
の場合、打ち消しあって総合無効電力は“0”になります。
従いまして、
この問題の場合の、「三相電源からみた力率が1となる」とは、
コンデンサの無効電力=コイルの無効電力の状態です。
■Lの無効電力も出して計算しなければならないのではないでしょうか?
上記のとおりですので、Lの無効電力を算出する必要はありません。
なお、参考までに下記を記しておきます。
●コンデンサの電流の実効値:I=ωCV[A]
●三相電源に接続されたコンデンサの無効電力:Q=3ωCV^2[kvar]
> 理論 過去問題 平成10年度の問12につきましてご相談です。
> 解答の解説に、「遅れ無効電力を+とすると、この回路のベクトル電力Sは、〜 とあります。
> 解説ではアイ・ドットが共役複素数になっていますが、
> 何故遅れ無効電力を+としているのでしょうか?
> 電力を求めるのですから、ただ単純に ブイ・ドットとアイ・ドットを
> かけて求めるのでは無いのでしょうか?
○電験3種の問題を解いているとなぜ??と思うことが出てくると思います。
それはそれで自然なことです。
ただし、試験勉強の場合、覚えておくだけでよい公式があります。
なぜ??ではなく、こういうものなんだと。
極端な例では、オームの法則がそうです。
E=I・R をなぜ??と思っても仕方ありません。
学者さんでも分からないのではないでしょうか!?違っていたらすみません。
まして、受験生は理由を知っておく必要はないと思います。
ベクトル電力を求める公式もそうです。
受験生は、単に覚えておけばよいのです。
そこで、ベクトル電力の性質を示しておきます。
これを覚えておけば試験には十分ですから。
↓
ベクトル電力公式:Pドット=Vドット・Iドットバー(共役ベクトル)
使用目的:力率角が分からないときに、有効電力と無効電力を求めることができる。
計算の結果、虚数部が+であれば遅れの無効電力である。
> 何故遅れ無効電力を+としているのでしょうか?
○理屈抜きで、虚数部が+であれば「遅れの無効電力」と覚えてください。
> 電力を求めるのですから、ただ単純に ブイ・ドットとアイ・ドットを
かけて求めるのでは無いのでしょうか?
○ベクトル電力を求める場合、
Pドット=Vドット・Iドットバー
と覚えてください。
試験勉強の場合、覚える公式は、
そうなるものなんだと腹をくくった方が合格に近いですよ^^
> 交流100Vについて
> 交流は0Vを基準に、実効値+100V、−100Vの
> 波形を描きますよね。
> 2本の電線の一方を大地と接地すると、
> この2本の線間電圧は、+100V,−100Vになるのでしょうか。
> −100Vでは電気器具は動かないと思うのですが、
> どのように理解すればよいのでしょうか。
●実効値の意味に誤解があります。
だから、-100[V]が出てきたのでしょう。
まず、実行値の意味ですが、
これは「交流を直流に換算した値」です。
そして、実行値は、大きさで表します。
つまり、“−”は付きません。
お奨めのテキストのP53の(1)の式を見てください。
これは、交流波形を表す瞬時値式です。
E=√2Esin(ωt+φ)
このEが電圧の実行値です。
さて、では何を基準にして、交流を直流に換算したのでしょうか?
ココからは雑学なので知らなくても何ら問題はありません(笑)
交流を直流に換算するときの基準・・・それは
“熱”です
では、どうやって基準値を求めたか?
それは、実験です。
昔の科学者が、何度も実験して見つけた値を私たちは使っているのです。
ここで、いったん整理してみましょう。
最初にメールされた質問を、書き直してみます。
○交流100Vについて
交流は0Vを基準に、実効値+100V、−100Vの
波形を描きますよね。
2本の電線の一方を大地と接地すると、
この2本の線間電圧は、+100V,−100Vになるのでしょうか。
−100Vでは電気器具は動かないと思うのですが、
どのように理解すればよいのでしょうか。
↓
●交流100[V]について
交流は0[V]を基準に、最大値+100√2[V]、最小値−100√2[V]の
波形を描きます。
2本の電線の一方を大地に接地すると、
この2本の線間電圧は、100[V]になります。
熱エネルギーでいえば、
交流(最大値+100√2[V]、最小値−100√2[V]) = 直流100[V]
なのです。
そして、√2が実験によって見つけられた数値なのです。
それと、大事なことです。
単位記号には、必ず“[ ]”を付けてください。
これは絶対です。
将来、電験2種を受験する場合、
2次試験は記述式ですので[ ]がついていなければ減点されます。
それに、人に説明する場合も
単位記号に[ ]がついていなければ、
「んっ!この人は・・・」と思われるかもしれません。
今までお会いした電気主任技術者で、
単位記号に[ ]を付けない人はいませんでしたから。
○回転機について
直流・誘導・同期という3つの回転機がありますが、
簡単に構造を教えていただけないでしょうか。
どのような違いがあるのか、
うまくイメージできません。
●これについては、実物を見ない限り、
完全にイメージすることは不可能でしょう。
機械的な構造については、たとえイメージできなくても
電気回路図さえ理解しておけば、計算問題は解答できます。
電験3種合格者で、電気科を出ていない人は多くいます。
その人たちは、回転機の実物を一度も見ることなく合格しています。
おそらく、機械的な構造も参考書の図や写真程度のイメージしかできないでしょう。
それでも、電験3種は合格できます。
公式を使いこなせれば。
目標は、計算問題を自力解答できるようになることです。
そのために必要なことは、
構造のイメージではなく、
公式を使いこなせるようになることです。
公式にフォーカスした方が、合格に近いのです。
ぜひ、公式に的を絞った勉強をしてください。
> お勧めの参考書の、これだけ理論の72ページの問5につきましてご相談です。
> 誘導リアクタンスを求める問題です。
> 理解できなかったので解答を見ながら考えていたのですが理解できません。
> 解答では、先ず回路全体のインピーダンス Z 及び Z の大きさを求めて、
> 求めた回路全体のインピーダンスZ / Zの大きさ =0.8 を解いて求めてありますが
> この形では 力率cosθ= R / √R^2+ X~2 の公式に当てはまらないのではないので求められないのではないでしょうか?
図をよく確認してください。XとRは並列接続です。
この場合の公式は、理論公式集 交流回路No11になります。
力率cosθ= X / √R^2+ X~2
なお、当方のマニュアルにある“求める答え”から
芋づる式に解答していく方法の場合、理論公式集
交流回路No4とNo11の公式を使えば答えを導き
出せます。
それと、今後ご質問の際には、上記例の如く
当方の公式集のNoを書いてください。
参考書に掲載している公式は最低限の数です。
これはどの参考書でもほとんど変わりません。
公式集と銘打っている市販本でも公式の
絶対数が少なく、本試験の使用には不十分です。
当方の公式集は、市販されている公式集を
ほとんど買い集めて、そこから一旦すべての
公式を拾い出した後、過去20年間に本試験に
出題された公式と見比べて、取捨選択して
作成いたしました。
また、直列と並列を対比して掲載しているなど、
体系的に分かりやすく公式を配置しています。
公式集としては非常に完成度が高いと
自負しています。
もし、参考書の解答で分からないところが
出てきたら、当方の公式集で確認してみてください。
きっと、解決の糸口が見つかると思います。
> 出題頻度表のA、B、Cのランク付けの意味について。
> A、Bは落としてはダメ
> Cは逆に捨ててOK
> という意味の解釈で会っていますか?
少し誤解されているようですので、補足しておきます。
結論から言いますね!
差別化学習についてですが、Aランクだから落としてはダメ
Cランクだから捨ててOKという意味ではありません。
Aランクは毎年のように出題される問題ですので、
類似問題となるのを避けるため、多くの公式を
絡ませて作られています。
それだけ問題が複雑化し、難易度が高くなって
いますので、何度も復習して慣れておく必要があります。
一方のCランクは、あまり出題されない問題ですので、
一つの公式を利用すれば、解答できるような問題です。
つまり、個人差はありますが、Cランクの多くは
最初と試験直前に復習しておけば解答できる問題です。
いわば、Cランクはサービス問題とも言えます。
これを捨てるのはもったいない話ですよね。
当方のマニュアルの表現が、あなたに誤解を
与えてしまったのならば申し訳ありませんでした。
ただ、このような誤解を解消するために、
無料メール相談をお受けいたしております。
あなたは、これをご利用されたの
ですから、私としてもうれしい限りです。
念のため、
もう少し補足しますね!
ある通信講座では、
出題頻度の高い項目だけを勉強しても70点は取れる。
だから、あまり出題されない項目は捨てても構わない。
というようなニュアンスにも取れる表現をしている所もあります。
確かに、70点を確実に取れれば、
あまり出題されない項目は捨てても構わない、でしょう。
そのような勉強法もあるのかもしれません。
しかし、私はお薦め致しません。
なぜなら、合格点は60点ですので、
70点を目指していては、わずか10点しか余裕がないからです。
もちろん、70点を確実に取れる勉強はしなければなりません。
ですが、人間ですから本番でミスをする可能性はあります。
10点ではあまり余裕があるとは言えません。
ココでCランクのサービス問題を少しでも勉強しておけば、
本番で解答できる可能性が半分だとしても、10点+15点=25点の余裕ができます。
差別化学習というのは、
あくまでも復習回数を差別化して学習するという意味です。
Cランクは捨ててよいという意味ではありません。
> 公式集適用例10ページの機械A 5の問題です。一相当たりの内部誘導起電力を求める問題です。
> 同期発電気の内部誘導起電力を求める問題で記号がV0、V、E0、Eが出てきてややこしいです。
> なぜ、発電機はE、E0で表されて、電動機はV0、Vと表されているのかが良くわかりません。
> V0=√3E0記号がいろいろあってわかりにくいので、整理をしたいのでご指導お願いします
まず、最初に
E、E0、V0、V
の違いを整理しておきましょう。
ココはしっかりと押さえておかないと頭が混乱します。
私もかつて混乱しました。今も時々混乱します(笑)。
機械公式集 同期機No.21,22をご覧ください。
E、E0 は相電圧
V、V0 は線間電圧
を表しています。
発電機と電動機で使い分けしてはいません。
次になぜ、
V0=√3E0
と、なるかですがその前に、
問題文を掲載しておきますので、
再度、問題文をよく読んでください。
↓
【問題文】
定格容量3300[kVA]、定格電圧6600[V]、星形結線の三相同期発電機がある。
この発電機の電機子巻線の一相当たりの抵抗は0.15[Ω]、同期リアクタンスは12.5[Ω]である。
この発電機を負荷力率100[%]で定格運転したとき、一相当たりの内部誘導起電力[V]の値を求めよ。
ただし、磁気飽和は無視できるものとする。
問題文に、「星形結線の三相同期発電機」とあります。
星形(Y)結線という言葉が重要です。
星形(Y)結線の場合、相電圧と線間電圧の関係は
V0=√3E0(機械公式集 同期機No.5)
となります。
なぜ、こうなるかは参考書で調べても結構ですが、
知らなくてもまったく問題ありません。
単純に、星形の場合、
V0=√3E0 となると覚えておくだけで十分です。
電験3種の場合、公式の証明問題は出題されません。
公式の証明は、電験2種以上の問題ですから。
念のために、もう一度申しておきますが、
電験3種では、過去に公式の証明問題が出題されたことはありません。
だから、
「なぜこのような公式が成立するのか?」
という疑問を持つ必要はまったくありません。
それよりも、
「この用語(星形など)が出現したときは、この公式を使用するのだ」
という条件反射を身につけた方が実践的なのです。
その方が合格への近道なんです。
1、■電験3種に必要な数学の演習について
質問
ボーナス特典その2のこれだけ電気数学を元々
知っていれば、あらためて数学を勉強する必要
はないでしょうか?
質問
理解していなければ、市販のテキストを学ぶようですが、
このテキストとは、P4で紹介のあった
「電験第3種かんたん数学」のことを言っていますか?
○これだけ電気数学を元々知っていれば、
あらためて数学を勉強する必要はありません。
○Wさんは、電気科卒、受験経験ありですので、
すでに数学の教科書または参考書をお持ちであれば
購入の必要はありません。
お持ちでない場合は、「電験第3種かんたん数学」をお薦め致します。
2、■公式の理解と暗記について
質問
この公式とは、「体系的電気公式集」のこと?
それとも「試験問題への公式集適応例」のこと?
前者を言っていますか?
質問
公式を暗記するにしても何のことを言っているのか
理解に苦しむと予測されます。どの本を参考にて理解し
暗記するのが効率的でしょうか?
P5紹介の「90日間マスターブック」でしょうか?
○「体系的電気公式集」のことです。
○電気科を卒業されていますが、
42歳という年齢から、公式の意味合いを忘れている場合もあります。
この場合は、「90日間マスターブック」で全体をざっくりと
勉強されてから、公式の暗記に入った方がスムーズに進むと思います。
3、■過去問題の計算問題の演習について
質問
ここでの学習方法は、
ボーナス特典その3の試験問題への公式集適用例、
及び紹介のあった過去問題の両方から照らし合わせて
勉強するのベストでしょうか?
質問
P24出題頻度ランクを重点に、紹介のあった過去問題を
照らし合わせて勉強する方法がベストでしょうか?
○公式集適用例は、あくまでもサンプル(例)としてご活用ください。
つまり、計算問題を解く場合は、「求める答え」から芋づる式に
公式を当てはめていくということが理解できれば大丈夫です。
実際の過去問題の計算問題の演習は、お奨めの過去問題集で進めてください。
4、P5紹介の「90日間マスターブック」或いは
P22紹介の「これだけシリーズこれだけ・・」
は、どのカリキュラムで活用したらよいでしょうか?
■公式の理解と暗記及び■過去問の計算問題の演習
の段階で活用したらよいでしょうか?
○上記参考書は、■公式の理解と暗記でご活用ください。
■過去問の計算問題の演習では、過去問集の模範解答を
見ても理解できないときに、上記参考書を利用してください。
5、上記4の市販教材、「90日間マスターブック」1冊と
「これだけシリーズこれだけ・・」4冊の両方を
購読する必要はないですよね。どちらかでよろしい
ですよね。お勧めは後者の本でしょうか?
○もちろん、両方を購入する必要はありません。
電気科卒の方には、「90日間マスターブック」をお奨めしていますが、
学生時代から年月がたっており、理解するのに不安のようでしたら、
「これだけシリーズ」をご利用ください。
> 学習スケジュールについて、質問させてください。
> 「合格カリキュラム」の中で?の過去問の計算問題の演習が2ヶ月とあり、この間にて
> ”理解編”と”回答編”を行うと理解し、
> 5週間を”理解編”、3週間を”回答編”に当てる計画とし、
> 8年分の過去問を
> 理論、機械は、各1.5週間、電力、法規を各1週間とした計画をしましたが、如何でしょうか?
> なにか、アドバイスはありますか?
まず、お断りしておきたいことがあります。
合格カリキュラムにある学習期間は、
電気科卒または第1種電気工事士資格者を対象とした目安です。
初めて電気の勉強をする人の場合、および
上記の人であっても個人の能力によっては、
この学習期間に収まらない場合があります。
ご理解ください。
まず、
”理解編”と”解答編”の比重は逆、または同じにした方が良いと思います。
Oさんは、42歳、普通科、学習経験なし、という学習環境ですから、
理解よりも解答できるようにする方に比重を傾けた方が良いでしょう。
ご注意いただきたいのは、
3週間を”理解編”、5週間を”解答編”に充てよという意味ではありません。
理解に5週間かかるのであれば、年齢、普通科卒、学習経験なし、の条件を
考慮すれば、解答できるようになるには5週間以上かかるであろう、という意味です。
それと、勉強の進捗は本人がある程度やってみないと分からないものです。
ですので、3項目ほど進んだ時点で、計画を見直してください。
4月下旬からの勉強ですと、残すところ5か月弱です。
月日にあまり余裕がありませんので、進捗が遅れるようでしたら、
科目合格に切り替えた方が良い場合もあります。
その場合は、またアドバイスしますので、質問してください。
それと、科目ごとの勉強時間の比重ですが、全体を1とした場合、
理論、機械はそれぞれ、1/3ずつ、電力、法規は残った1/3を
2/3と1/3に振り分けてください。
Oさんの例でいいますと、
全体を5週間(35日)とみた場合、
理論:12日
機械:11日
電力:8日
法規:4日
理論の学習時間が一番多いことには理由があります。
公式のボリュームは、理論より機械の方が多いのですが、
機械は一部理論とかぶっている項目があること、および、
理論は他の3科目の基礎であり、理論が分かっていないと
他の3科目の学習に支障をきたすことを考慮して多くの時間を割いています。
いづれにしても、理論が終われば全体の1/3は終わったようなものです。
参考にしてください。
> H20問題への公式適用例 理論のなかで直列接続されたコンデンサに電圧を加え
> つぎに、並列接続した場合のコンデンサ端子間の電圧を求める問題で
> 私は直列接続されているコンデンサの各端子電圧を計算して各コンデンサの電荷Qの
> 値を求めましたがC1とC2の電圧が同じになりません。
C1とC2の電圧は異なります。
そのことに問題はありません。
どこかで勘違いして理解されているのだと思います。
ただ、具体的な計算式が明記されていないので、
どこで勘違いされているのかが分かりません。
従いまして、
公式集適用例をもう少し詳細に表記しておきます。
(公式集適用例は、使用する公式と適用順序を記載していました)
1.並列接続の場合
Q=CV[C]
Q=Q1+Q2[C] ← 適用例に無し
C=C1+C2[F]
2.直列接続の場合
Q=CV[C]
Q=Q1=Q2[C] ← 適用例に無し
C=(C1×C2)/(C1+C2)[F]
参考にしてみてください。
> 質問ですが。P23の参考書の出題頻度ですが、全部を
> やっていては、範囲が広すぎるので、A B に限定して勉強
> しても、60点取得はなんとかなるでしょうか?
AとBだけでも、70点近くは取れます。
もちろん、全問正解とした理論上の数値です。
ただ、勘違いされている方が多いので、
念のために申しておきます。
それは「学習は加速する」ということです。
学習計画を立てた際に、個人差はありますが、
3〜5回ほど参考書や問題集を繰返し学習
するように計画していると思います。
ただし、1回目の学習に1ヵ月かかったとしても、
2回目はその1/2〜1/3の学習期間で済みます。
3回目はさらに早く終わる。
このように学習は加速します。
さらに、当方のノウハウやコツを知った上で勉強している
のであれば、来年度の受験には充分間に合うと思います。
お奨めの学習方法は、
最初はA・B・Cすべてを学習し、
2回目〜4回目はAとBのみ学習する。
試験直前は再度全部学習するという方法です。
なぜ、Cは2回でいいのかといいますと、
問題の難易度が低く、1つか2つの公式に数値を代入すれば解答できるからです。
つまり、Cは公式さえ覚えておけば解答できます。
しかし、A・Bは、3〜5の公式を組み合わせなければ
解答できないように作られているので、数稽古が必要です。
繰返しになりますが、
最初は全体像を知るためにA・B・C全て学習されることをお奨めいたします。
勉強に勤しんでいらっしゃるようですね。
Kさんは私と年齢も近いこともあり、
ぜひとも合格していただきたく存じます。
さて、
普通科卒で数学から勉強されていらっしゃるとの事ですので、
まだ、問題文中の数値を公式の文字記号に当てはめること
ができないのは致し方ありません。
サイトにも記載しておりましたが、このマニュアルは
電気科卒か第1種電気工事士試験合格者を対象に作られています。
それ以外の方は、マニュアル内でお奨めしている
参考書で基礎知識を習得した上でノウハウを実行されると
学習がスムーズに行きます。
従いまして、Kさんは、
まだ問題文中の数値と公式の文字記号が
合致しなくてもあせる必要はありません。
参考書で基礎を学ばれたらすぐにわかります。
ただ、
そう言っても気になると思いますので、
参考までに少しだけ申しておきます。
文字記号は任意ですので、問題文によって違います。
しかし、単位記号は統一されています。
だから、問題を解くときは必ず単位記号に着目します。
例えば、Q1は文字記号です。
Q1の単位記号は公式集を見れば分かるように[C](クーロンと読む)です。
単位記号には必ず[ ]を付けます。
[ ]が付いていない場合は、文字記号とみなします。
ですので、[C]の付いた数値を代入すればよいことがわかります。
繰返しになりますが、数学を終えられたら、
まずは参考書で基礎を身に付けてください。
それから、ノウハウを実行して計算問題を
解答できるようにしてください。
応援しています。
頑張ってください。
> > 電力以外の科目でかぶっている公式はどんな公式を覚えたらよいでしょうか?
この文章の意味は、 「理論、機械、法規で電力とかぶっている公式はある
か?」 ということでしょうか。 上記の意味でしたら、電力の変圧器と機械の
変圧器がかぶっています。 なお、体系的電気公式集をご覧になられたら分かり
ますが、 かぶっている公式はすべて、公式集の右端にある(関連公式No.)
で分かるようにしています。ご活用くださいませ。
> > 今週から公式集をMDに録音したもとを聞きながら見るようにしています。
> > 今年は電力1科目受験なのですが以前から4科目全体を復習しながら問題集は工
> > 事と受験の問題を解いています。
> > 過去問と予想問題は購入しました。
> > 私の立てたでは予定は6月ごろから電力を中心とした学習をやろうと思っていま
> > すが。
> > 今から電力を中心とした学習をおこなったほうがよいかしばらく4科目を学習し
> > たほうが言いか少し迷っています。
○電力の計算問題だけは今のうちから始めておいてください。 電力の文章問題
は本試験日の1ヶ月ほど前頃から始められる ことをお勧めいたします。あまり
早く始めても忘れてしまいますので。
理由は、 文章問題はうろ覚えでも解答できますが、
計算問題は正確に公式を暗記し、さらに公式を使いこなせなけれ
ばならないので早めに始めてください。
他の3科目の勉強は、電力の計算問題が合格レベルに達してから
始めた方が良いでしょう。 今年の目標が電力の合格ならば、まず
電力を合格レベルにもっていくことを最優先にして下さい。
> > 後、4か月半での勉強はこのまま4科目で進むべきでしょうか?
○4ヶ月半あれば大丈夫だと思います。 理由は、学習は加速するからです。
例えば、下記のように学習期間は、回を重ねるごとに 1/2〜1/3に短縮さていき
ます。
1回目の学習期間:4.0ヶ月
2回目の学習期間:2.0ヶ月
3回目の学習期間:1.0ヶ月
4回目の学習期間:0.5ヶ月
5回目の学習期間:0.5ヶ月
> > 後、勉強は過去問ループでいいでしょうか?
過去問ループで大丈夫です。
また、何か疑問点がありましたら、いつでもメールでお問い合わせください。
> > 1.マニュアルの中で、?電験3種に必要な数学の演習?公式の理解と暗記?過去
> > 問の計算問題の演習とありますが、
> > 問題を解く前に公式のみを暗記する期間を設けるということですか?
過去問を解く前に公式のみを暗記する時間を設けるという意味です。 ただ
し、マニュアルは第1種電気工事士または電気科卒の方を対象に書いておりま
す。 Mさんの場合は、電気科卒以外で学習経験もありませんので、いきな
り公式を覚えることは難しいと思います。 そこでお奨めは下記の順番です。
1.電験3種に必要な数学の修得 → 2.参考書をザックリとでよいので学習
する (この際に計算問題の中で公式がどのように使用されているかを把握す
る。) 3.公式の理解と暗記 → 4.過去問の計算問題の演習
> > 論・機械・電力・法規関係なく公式をすべて暗記すると意味ですか?それとも、
> > 理論の過去問を解く前に理論の公式を暗記して、過去問を解き、機械・電力とい
> > う具合が理想でしょうか?
最初は、項目ごとに勉強を進めた方が、効果が高いと言えます。
例えば、理論科目の「基礎・計測」の公式を覚えたら、その過去問を解い
ていき、それが済めば次に「直流回路」、次は「静電気」という具合です。
ただし、理論全体を一通り勉強したあとの2回目以降は、項目の
エリアを少しずつ広げてください。 例えば、「基礎・計測」+「直流回路」で
ひとつにするなどです。 本試験では、理論科目でひとつですので、
最終的な復習勉強では、「理論」の公式をすべて覚えたことを 確認して、
過去問に取り掛かったほうが本番に強くなります。
> > 2.ウェイトのかけ方というのは、より過去問の問題数を増やすということです
> > か?それともそこしかやらないということですか?
> > たとえば、理論は静電気と電磁気を他とどのように差別的に取り組めばよいので
> > すか?
マニュアルが言葉足らずでしたので補足致します。 申し訳ありません。
ウェイトのかけ方とは、復習回数を差別化するという意味です。
例えば、出題頻度
Aランク 過去問10年分を5回復習
Bランク 過去問10年分を3回復習
Cランク 過去問10年分を2回復習
理由は、出題頻度の高い問題ほど、 解答する際に使用する公式の数が多いからです。
それだけ問題が複雑になっています。
目安としては、
Aランク=3〜5個の公式を使用して解答する
Bランク=2〜3個 Cランク=1〜2個 ですので、
問題が複雑なAランクは何度も復習する必要がありますが、
逆に、単に公式に数値を代入するだけで解答できるCランクは
1度勉強したら、後は試験直前に目を通す程度でよいといえます。
(個人差はあります。)
なお、出題頻度が高い項目になるほど過去問の数は多いはずです。
ですので、10年分をやるとすれば、必然的に出題頻度の高い項目は
勉強する過去問の数が増えます。
> > マニュアルを読んでなんとなく分かったような気持ちでいたのですが、いざ取り
> > 組もうとしたときに分からなくなりました。
> > 初歩的な質問で申し訳ありませんが、ここで間違った理解をしていては元も甲も
> > ないので・・・。
遠慮なくご質問ください。 質問していただいた方が、私も勉強になります。
マニュアルは何度も読み直して作成いたしましたが、 それでも言葉足らずのと
ころがあります。 意味のわかりにくいところは遠慮なくご質問ください。
> > 電検3種の公式の暗記方法のひとつとして通勤の電車の中で公式集を聞きたいの
> > ですが、携帯音楽プレーヤーで聞くことは可能でしょうか?
mp3対応のプレーヤでしたら可能だと思います。 ただ当方は携帯音楽プレーヤ
を所持していないので 詳しいことは申せません。アドバイスとして教えて
goo!などで 質問すると詳しい方が教えてくれます。
> > CDから携帯音楽プレーヤーに何度か転送を試みたのですが、転送できないので
> > 携帯CDプレーヤーを購入しようかと考えていますが、勉強方法としてどうで
> > しょうか?
勉強法としては素晴らしいと思います。 実際に過去のユーザの中には、プ
レーヤで 公式を聴き続けて合格された方がたくさんいらっしゃいます。 合格
されたらご連絡くださいね!
Aと申します。公式の暗記をする場合、ひたすら頭に詰め込むかんじで、暗記
すればいいのでしょうか?
●基本的には英単語の暗記と同じです。
そのため公式暗記用の音声ファイルを特典としてお付けしております。
この音声ファイルは教材購入者の方々の間でたいへん大きな反響を呼びました。
本試験では絶大な効果を発揮しますので、是非、有効活用してくださいね。
なお、どうしても暗記できない公式のみ教材でお奨めしている
”ごろ合わせ”を使用することも時間の節約になります。
ただし、最小限にとどめてくださいね。
理由はマニュアルに書いている通りです。
初心者にしてみれば、ただ漠然と公式を暗記するしかないのですが今のところ
は。ただ理解しながらと考えた場合、問題を見て理解したが方が公式も覚えられ
て、理解も一緒にできると思うのですが?
●これはその方に向いた勉強スタイルにより異なります。
電験3種の勉強は英語の勉強によく似ています。
例えば、英文解釈をしながら、文中に出てくる英単語の暗記も
同時に行ったほうが効率が良い人もいれば、逆に、英単語の暗記と
英文解釈を分けて勉強した方がやりやすい人もいます。
電験3種も同じで、赤坂さんが問題を見て理解したが方が公式も
覚えられて良いのであれば、そうされることをお奨めいたします。
一般的な傾向として、暗記が得意な人は同時に、
暗記が苦手な人は別々にやる勉強法が良いようです。
初心者の勉強法として、まず公式を暗記すれは゛問題を理解する時、公式の理解
もできるようになるのでしょうか?
●これは初心者の方が陥りやすい過ちなのですが、
公式を理解する必要はありません。使いこなせれば良いのです。
公式を使いこなすとは、公式の各記号の意味が分かり、
問題から与えられた数値を代入できれば良いのです。
ですが、受験生の多くが公式をしっかり理解しなければならないと
思い込んでいます。実は私もそうでした。
その大きな理由のひとつは、一般書籍の参考書の中に公式の
成り立ちや公式の証明を解説したものが多く見受けられるからです。
そのため、初心者は公式をしっかり理解していなければ、
問題が解けないと思い込んでしまっているのです。
しかし、電験3種では公式の成り立ちや証明を覚える必要は
まったくありません。なぜなら、電験3種の本試験では公式
の証明問題が出題されたことはないからです。
(ただし、公式の証明は電験2種以上では出題されます。)
公式を使いこなすことに焦点を当てた勉強をしてください。
理解と暗記は別々にした方がスム―ズに進むのでしょうか?
●これは2つ目の回答と同じです。
私は去年、電工二種を取りましたが、公式の数が全然違います。それと、公式を
暗記する場合4科目すべて最初から暗記した方がいいのか教えて下さい。
●最初は、項目ごとに勉強を進めた方が、効果が高いと言えます。
例えば、理論科目の「基礎・計測」の公式を覚えたら、その過去問を解い
ていき、それが済めば次に「直流回路」、次は「静電気」という具合です。
ただし、理論全体を一通り勉強したあとの2回目以降は、項目の
エリアを少しずつ広げてください。
例えば、「基礎・計測」+「直流回路」でひとつにするなどです。
本試験では、理論科目でひとつですので、
最終的な復習勉強では、「理論」の公式をすべて覚えたことを
確認して、過去問に取り掛かったほうが本番に強くなります。
> > 1.高校の教科書のように、体系的に説明している理論の基本書で、お奨めは、な
> > いでしょうか?
>
○体系的というのは、全体の流れとそれぞれの項目のつながりが
示してある、という意味でよろしいでしょうか?
学校の教科書は、出版社が総力を挙げて作成したものですから、
非常によくできております。しかしながら、一般書籍では私の
知る限り体系的な説明をしているものはありませんでした。
実は、公式集も体系的な書籍がなかったので、
私が教材として体系的公式集を完成さたのです。
従いまして、ここでは「基本書の読み方」と
「学習上のコツ」をお教えしますね!
まずは、マニュアルにも記載しておりますとおり、全体を一通り
ざっくりと学習してください。理論の全体像を理解してください。
分からないところがあったら、ノートに書き出しておき、基本書には
ポストイットを貼り付けておきます。
そうして、とにかく先へ進み、理論全体の学習を一通り終わらせます。
数学も電気もある程度は積み立て式の学問ではありますが、
電気は数学ほどではありませんので、一つの事項がわからなくて
も先へ進むことができます。
2回目の学習で、前回分からなかったところをつぶしていってください。
全体像を理解してから、分からなかったところを攻略した方が
飲み込みが早いですから。
また、分からなかった項目の重要度も分かります。
例えば、テブナンの定理そのものを理解する必要はまったくありません。
なぜそうなるのか?を考える必要はありません。これは学者の仕事です。
受験者は、「求める電流:I」を導く手順を覚えておけば解答できます。
これは、教材の体系的電気公式集に5つの手順を書いています!
しかし、私もそうでしたが、ほとんどの受験生はしっかりと
理解しておかないと”解答もできない”という先入観があります。
そのため、受験者としては、でしゃばった勉強、つまり、
学者の領域にまで踏み込んだ勉強をしてしまいます。
これでは時間がかかってしかたありません。
「なぜ?」を考えるのは、学者の仕事、
「どうする?」を覚えるのは、受験者の勉強
と、割り切りましょう!
ただ、ある程度は理解しておかないと、手順だけを知っていても
使いこなせないことも事実です。
これは、”公式”や”手順”を使いこなすには、気付き、というか、
”ひらめき”のようなものが関係しますので、個人差があります。
だから、どの程度理解しておけば、ひらめくかは個人によって
異なりますので、とにかく一通りの学習を終えて、ご自分の
ひらめき度を知って、理解しておかなければならない度合い
を推し量ってみてください。つまり、解答できる程度の理解を
しておけば充分です。決して完全理解は必要ありませんので。
> > 2.「これだけシリーズ」を全部読んでから、公式集の暗記をする予定ですが、読
> > んでない分野の公式集の暗記も同時並行的に進めた方が良いでしょうか?
>
○「これだけシリーズ理論」を読み終えたら、理論公式の暗記を行ってください。
なぜなら、理論は他の3科目の基礎科目だからです。
他の電力、機械、法規はバラバラで理解しても支障はありませんが、
”理論と電力”、”理論と機械”、”理論と法規”は、ペアで勉強するもの
と、覚えておいてください。
> > 3.?を全部読むのは時間がかかるので、出題頻度ランクづけ表のBとC項目の
> > 「チャレンジ問題」は、読みとばして、過去問に突入しようと思っていますが、
> > 無謀でしょうか?
>
○極論を言うと、
「チャレンジ問題」は、一切行わなくてもかまいません。
ただ、初めて電験3種の勉強をする方は、理解したことを
確認する意味で解答手順を眺められてはいかがでしょうか。
> > 4.?の目次を読むと、トランジスタなどで、電子回路の知識も必要となりそうで
> > すが、初心者は、電子回路の基本書も読んだ方が良いでしょうか?
>
○確かに、トランジスタなどの電子回路の計算問題は、毎年出題されています。
ご存知のように、当方の教材でも出題頻度は、Aランクにしております。
しかし、過去6年間の調査では、ほとんどがB問題の選択問題です。
A問題で出題されたのは、平成16年に1問出題されただけです。
従いまして、電気科卒以外の人が、他の電子回路の基本書を読むことは
学習時間の分散になってしまい好ましくありません。電気科卒の人ですと
基礎力があるので復習の意味で読むことは有効ですが・・・。
本試験ではもう一方の問題を選択して正解できるように、
普段の勉強をしておいた方が得策だとと思います。
参考までに、選択問題のもう一方の問題を記しておきます。
B問題−選択問題(いずれかを選択する)
平成19年度 トランジスタ 電気基礎(電流と電荷の関係)
平成18年度 トランジスタ コンデンサ
平成17年度 FET増幅器 コンデンサ
平成16年度 トランジスタ 直流回路の抵抗と電圧
平成15年度 演算増幅器 直流回路の抵抗と電圧
平成14年度 トランジスタ 直流回路の抵抗と電圧
※傾向からいって、平成20年度も基礎的な問題が出題されそうですね!
なお、電子回路の論説・空白問題は、A問題に毎年2問
(H15は1問)出題されています。こちらは、お奨めの参考書を
読んでおけば、ほとんど正解できるレベルです。
> > こんにちは。購入者のSと申します。高校は普通課文系で、電気の基本的知識
> > はありません。
> >
> > 「電験第3種かんたん数学」は、理解できましたので、お奨めの「電験第3種
> > これだけ理論」(以下、?と書きます)を読み始めましたが、テナブンの定理の
> > 項の一部解説あたりから、理解できないところが出始めましたので、「はじめて
> > 学ぶ電気回路」と「電験3種よくわかる理論」を参考に?を読み進みましたが、?
> > の「交流計算の要項は」の項で、計算はわかるのですが、理論の概念がいまひと
> > つわからないという状況となりました。 そこで、下記の質問にご教示いただけ
> > ますと幸いです。
> >
> > 1.高校の教科書のように、体系的に説明している理論の基本書で、お奨めは、な
> > いでしょうか?
> >
> > 2.「これだけシリーズ」を全部読んでから、公式集の暗記をする予定ですが、読
> > んでない分野の公式集の暗記も同時並行的に進めた方が良いでしょうか?
> >
> > 3.?を全部読むのは時間がかかるので、出題頻度ランクづけ表のBとC項目の
> > 「チャレンジ問題」は、読みとばして、過去門に突入しようと思っていますが、
> > 無謀でしょうか?
> >
> > 4.?の目次を読むと、トランジスタなどで、電子回路の知識も必要となりそうで
> > すが、初心者は、電子回路の基本書も読んだ方が良いでしょうか?
> >
> > 宜しくお願いします。
> >
> >
> > 問題の文章で「力率が1となった」と書いてありますが、力率が1と言う事は皮
> > 相電力と有効電力が等しいので、始めは「この回路が共振状態になったのか
> > な?」と思ったのですが「データーベースマスターブック」の解答を見たところ
> > ではそうではないようですが、この力率が1になったという意味が良く分かりま
> > せん。どのように公式を利用して解答を導いているのかが良く分かりません。
○共振周波数が、計算問題として登場するのは負荷側です。
この問題は電源側であり、題意から周波数は50[Hz]と固定です。
商用周波数は、50[Hz]または60[Hz]ですので、試験問題も必ず
このどちらかで出題されます。
考え方は、力率が1となったとは、皮相電力=有効電力ですので、
理論公式集:基礎・計測No.10〜12から導き出された下記の公式
S2=P2+Q2(2は2乗の意味です)を利用します。
S2=P2となるためには、
Q2=0 → Q=0
でなければなりません。
つまり、
Q=QL−QC=0
問(a)から、コイルの無効電力:QL=3.2[kvar]が与えられていますので、
コンデンサの無効電力も、QC=3.2[kvar]となります。
後は下記の公式を利用して、答えC[μF]を求めていけば良いのです。
理論公式集:交流回路No.12:Q=E2/X[var]
理論公式集:基礎・計測No.2:XC=1/ωC
理論公式集:基礎・計測No.3:ω=2πf
なお、この問題ではコンデンサは3つありますので、最後に3で割って
コンデンサ1個あたりの静電容量を求めることを忘れないでください。
> 直流回路の問題がにがてで、見たことがない問題をやろうとすると
> 最初の式をたてるのが、なかなか思いつかず苦戦しています。
> 最初にどう式をたてたら良いのかがなかなか思いつかな
> いのです。オームの法則のみ知っていれば解ける問題なのに、解けない事が多い
> のです。
> ちなみに解けなかった問題をあげてみますと、過去問題の平成18年度・問5と
> 問6、平成17年度の問5等々です。
> アドバイスがあればご指導をお願いします。具体的な
> 質問でなくてすみませんが宜しくお願いします。
○Oさんは、大変熱心に電験3種に取り組んでおられることが
メールを読んでいてよく分かりました。このような方にはぜひ
とも、合格して電気主任技術者になっていただきたいと存じます。
さて、ご相談の件ですが、おっしゃられるようにいずれもオーム
の法則の応用で解答できる問題です。
電験3種理論の8割は数学です。数学はひらめきの学問とも言われています。
10〜20代のころは、ひらめきが秀でているので、少し努力をすればすぐに
最初の式を立てられるようになります。
しかし、30代にさしかかるころからこのひらめきが衰えてきます。
ではどうすればいいのでしょうか?
その答えを言う前に、大事なことを申し上げますので
少しだけお付き合いください。
数学の根底にあるのは哲学です。
「哲学を知らない数学者は数学者ではない。」といわれるぐらいです。
では、数学の元になる哲学とは何でしょうか?
これは私の考えですが、哲学とは”基本構成要素”を
発見する学問だと考えています。
そして、数学はその基本構成要素を応用する学問ではないでしょうか。
さて、最初の質問に戻りますね。
■オームの法則の基本構成要素は、
I(電流)、R(抵抗)、E(電圧)の3つです。
■直流回路の基本構成要素は、
直列回路、並列回路の2つです。
どんなに複雑な直流回路も上記の”3つの要素”と
”2つの回路”の組合せで作られています。
そこで問題を見たら、まずこれらが明確になるように図形化し、
問題に与えられていない記号を書き込んでいってください。
例えば、
H17問5は、すべり抵抗が入っていますが、
1.これを分かりやすい直・並列回路に書き直します。
(等価回路に直すともいいます。)
2.次に、問題に与えられていない電流・電圧の記号を自分で
書き込んでいってください。
ここまでやれば、あとはマニュアルに書いている手順で
オームの法則を組み合せていけば解答できると思います。
若いうちは、問題を見ただけで解答手順がひらめくのですが、
30才前後のころからは、ひらめきのきっかけが必要になります。
”図形化”と”記号”の書き込みが、ひらめきのきっかけとなります。
ぜひ、試してみてください。
なお、1と2のコツを披露しておきますね。
1は、電池に対する抵抗の位置関係を明確にしてください。
あくまでも、電池に対してです。抵抗同士ではありません。
2は、電流の記号を必ず書き込んでください。
直流回路の基本は”電流値”を知ることです。
電流値が分からなければ電圧値も抵抗値も分かりません。
実は、多くの受験生はこのような基本的なコツを知ら
ないために少しひねった問題で戸惑うことがよくあります。
また、何か疑問点がありましたら、いつでもメールでお問い合わせください。
> 「体系的電気公式集」の「直流機基本」で
> 直流電動機 電気的出力と機械的出力 の意味と関係
>
> 直流発電機 機械的入力と電気的入力 の意味と関係
>
> 何か混乱してよくわからなくなってきました。
>
> どう理解したら良いのでしょうか?
○まず関係ですが、下記のごとく同じです。
電気的出力=機械的出力
電気的入力=機械的入力
次に意味ですが、
単に表現の違いだけです。
例えば、
「電気的」の方は、電機子電圧×電機子電流
「機械的」の方は、回転角速度×トルク
ですので、このように表現を変えています。
この公式集は、できるだけ多くの表現方法を取り入れています。
理由は、本試験で知らない用語が出てまごつかないようにするためです。
電気用語は明確に統一されていません。
だから、市販の参考書は表現の仕方がまちまちです。
そこでこの公式集では、できるだけ多くの表現を集めて
同じ「出力」でも使い分けた方がよい場合は電気的・機械的と
用語上使い分け、さらに同じ「機械的出力」でもほかの表現が
ある場合は、(発生動力)という具合に括弧で同じセル内に
記載しております。
> 逆起電力や誘導起電力を、EではなくMやGで表示しているのはどういう意味があ
> るのですか?
○Mはモーター(電動機)であり、Gはジェネレーター(発電機)を表す記号です。
> 電動機の端子電圧と発電機の定格電圧は、同じようなところの電圧だと思うの
> ですが、ちがうのですか?
○電動機の端子電圧は「入力電圧」であり、
発電機の定格電圧は「出力電圧」に当たります。
このあたりは言葉の問題ですが、例えて言うと、
トンネルには入口と出口がありますよね。
どちらが入り口でしょうか?
どちらも同じようなものですよね!
自分が入った方が入り口と言っているだけです。
電動機の場合は、端子にかかる電圧は入力電圧ですが、これを慣習的に
「端子電圧」といっています。発電機の場合は、端子にかかる電圧は出力電圧
ですが、「定格電圧」といっています。もちろん、参考書によっては別の表現
をしているかもしれません。
> 発電機の定格出力とは、負荷で消費する電力のことですか?
○ここは勘違いされやすいのですが、
「定格出力」と負荷の「消費電力」はまったく別物です。
ご注意ください。
「定格出力」はその名の通り”出力”です。
「消費電力」は言わば”入力”側です。
「定格出力」の”定格”は最大で出力できる値のことですが、
負荷で消費される「消費電力」は、負荷(モーター、ヒーターなど)
により変化します。つまり、いつも最大とは限りません。
これも例え話をしますと、
自動車の最大馬力が200馬力だとしても、いつも200馬力を
使っているわけではないということです。
電験3種の勉強を開始して間もないころは、負荷によって消費電力が変わる、
という意味がピンとこないかもしれません。私がそうでした(笑)。
また、言葉の一つひとつで引っかかると思います。私がそうでした(笑)。
しかし、市販の参考書には言葉に関して細かい説明はありません。
もちろん、日常生活に例えた話もありません。
だから、ほとんどの受験生は中途半端な理解のまま先に進まなければなりません。
これではストレスがたまる一方ですよね!
このような状況を回避するために、メール相談を設けました。
> Ia=If¢Φとはどういうことですか?
○Ifとφの間にあるのは数学の比例記号です。
> 機械的入力と電気的入力とは何ですか?
○機械的出力のミスプリだと思いますが、
電気的入力=機械的出力+機械的損失(摩擦)+電気的損失(鉄損+銅損)
の関係とご理解ください。
これも車に例えると、ガソリンの持つエネルギー(入力側)が、
車の走行(機械的出力)に消費されるときに、機械的摩擦や電気系統
の発熱などの無駄なエネルギー損失を伴うということです。
>公式集 理論17 短絡と開放の意味の違いが理解できていません。
○短絡とは、a点とb点を直接つなぐことです。
> ということは、この場合は、R5を取り除くということですか?
○取り除くと考えた方が分かりやすいと思います。
ただし、取り除いても除かなくても電気的には同じです。
取り除かずに短絡するということは、短絡線とR5は並列
になりますから、R5に電流は流れません。
つまり、R5は存在しないのと同じことになります。
> 直流回路の2?求める電流のVと、交流回路2RLC直列回路の電流のEです。
> 同じ電流を求める公式で、電圧を表す記号が、Vの場合とEの場合があるのがわか
> らないです。
○結論から申しますね。
V、Eは、文字記号ですので任意に決めてかまいません。
ただ、慣習的に直流回路の抵抗にかかる電圧は V を使います。
交流回路の素子(抵抗、コイル、コンデンサ)にかかる電圧の場合は、
E を使い、端子電圧は V を使うことが多いようです。
公式集はそのようにしています。
文字記号はそれほど気にしなくてもいいですよ。
本試験などでは、試験問題制作者が任意に決めているのですから。
注意すべきは単位記号のほうです。